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北翔海莉、女優デビューは「もうダメと思うくらい踊りたいし、歌いたい」

チケットぴあ 3/15(水) 11:38配信

元宝塚歌劇星組トップスターで、在団中は誰もが認める芝居・歌・ダンスの三拍子揃った実力派として知られていた北翔海莉。昨年11月に歌劇団を退団した彼女が、ミュージカル『パジャマゲーム』で女優デビューを果たす。演出はイギリスの若き鬼才トム・サザーランド。初タッグを組むふたりに話を訊いた。

撮り下ろし写真、8点

英国では名だたる演劇賞を次々と獲得し、今最もエキサイティングな若手演出家と称されているトム。日本でも『タイタニック』『グランドホテル』の2作品を上演。歴史のある作品を、深い脚本の読み込みと丁寧な人物造形から、普遍的でリアルな人間ドラマとして清新に創出し、日本の演劇ファンも一気に注目する存在となった。そのトムが北翔の卓越した技術に惚れこみ実現するのが『パジャマゲーム』だ。「北翔さんが主演した『ガイズ&ドールズ』を映像で観て、素晴らしくて。存在感が圧倒的だったんです。今回のヒロイン・ベイブは強さが必要な役。“あ、この役は北翔さんだ”とすぐにピンと来ました」とトム。

物語は、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘いと、その中の恋をコミカルに描くもの。北翔が演じるベイブは、労働者側の急先鋒に立つ女性。その役柄に北翔も「21年間、宝塚でズボンしかはいたことがなく、女優として出ることに不安があったのですが、ベイブ役なら今の自分で勝負できるかなと思ったんです。男性と対等に戦える芯の強さが要求されているのかな、と」と、すんなり腑に落ちている様子。ただし「ラブシーンがいっぱいある。今までは男性側の感情しか経験していないから、どんな感じでやればいいのかな(苦笑)」という不安はあるそうだが、そこは「恋に不器用というのはベイブも一緒。怖いと思ったら、その怖さも受け止めて、心を開いて楽しみましょう」とトムがフォロー。「自分が感じる、そのままでいいんですね」と北翔も納得の表情だ。

またオリジナル版は伝説の振付家ボブ・フォッシーのデビュー作であることからもわかるように、ダンス満載の作品でもある。中でも『スチーム・ヒート』というナンバーが有名だが、残念ながらベイブのシーンではなく「そこに出られないのが残念! カツラをつけて違う役で出させてもらえませんか!?」と北翔がトムに直訴。その願いが叶うのか定かではないが、トムも「他のシーンもダンス! ダンス!というものになります。新しい北翔さんも引き出します!」とニッコリ。

「もうダメだと思うくらい踊りたいし、歌いたい。稽古開始が数か月後というのがもったいない気持ちです」と北翔が言えば、「今、稽古しましょうか(笑)」とトムが返す。どうやら、生来のマジメさと作品への愛情で気が合いそうなふたり。名作『パジャマゲーム』が新たに息づく今秋の公演まで、しばしお待ちを。

公演は9月25日(月)から10月15日(日)まで東京・日本青年館ホール、10月19日(木)から29日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。ぴあでは3月21日(火)11:00まで最速先行「いち早プレリザーブ」を受付中。

最終更新:3/15(水) 11:38

チケットぴあ

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