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【快挙】キリンHDの株価がバブル崩壊以来の高値更新。ブラジルの損切りが吉

3/15(水) 14:20配信

投信1

キリンビールを傘下に有するキリンホールディングス <2503> の株価が、バブル崩壊以来の高値更新となりました。長らく経営不振に苦しんでいたブラジル子会社を損切りしたことが株式市場から評価された形となりました。

キリンホールディングスの株価が高値更新

2008年にも高値更新目前まで株価の上昇を見せたキリンホールディングス(以下、キリンHD)ですが、その際は高値を更新できずに株価は失速。2,000円付近がキリンHDの株価の天井となっていました。

しかし、2017年3月についに2,000円付近の天井を上抜けして高値の更新を達成しています。

頭痛の種だったブラジルのビール事業から2月に撤退

キリンHDは2011年に、ブラジルのビールおよび清涼飲料大手のスキンカリオール・グループを約3,000億円で買収。スキンカリオール社はブラジルのビール市場でシェア2位、清涼飲料市場でシェア3位であり、キリンHDの現地企業買収によるブラジル進出は、日本企業の本格的な海外企業M&Aとして大きな注目を浴びました。

しかし、その後ブラジル経済は低迷。キリンHDのブラジル事業も不振が続き、2015年12月期にはブラジルの事業において約1,000億円の減損を行う事態になりました。

一向に業績の回復を見せないブラジル事業に対し、遂にキリンHDも撤退の決断を下し、2017年2月13日にブラジル子会社の全株式を世界的ビール大手である蘭ハイネケングループのババリア(Bavaria)に売却すると発表しています(注)
。注:ブラジルキリン社の株式譲渡に関するお知らせ

ブラジルからの撤退を契機に株価上昇

約3,000億円を投じたブラジル事業を約770億円で売却することとなり、大きな損切りを余儀なくされたキリンHDですが、株式市場はキリンHDのブラジル事業の損切りを評価しました。

実際、キリンHDのブラジルからの完全撤退発表後、株価は上昇を開始します。過去からのサポート&レジスタンス(サポレジ)のゾーンである1,800~1,900円を抜けられなかったキリンHDの株価ですが、ブラジル撤退表明後の株価上昇はサポレジを気にすることなく上昇。

1988年のバブル時代、2008年のリーマンショック前に付けた2,000円付近の節目の価格もアッサリ上に抜けての高値更新となりました。ブラジル事業についてはキリンHDの経営陣だけでなく、株式市場にとっても頭痛の種となっていたことが明らかになった格好です。

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最終更新:3/15(水) 14:20
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