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外国人観光客が北海道・昭和新山で遭難騒ぎ 無許可で入山 「落石、滑落の危険も」

北海道新聞 3/15(水) 7:00配信

私有地で通常は入山禁止 中には危険な場所も

 【壮瞥】昭和新山(398メートル)で13日、外国人観光客2人が道に迷い、一時行方不明になる騒ぎがあった。山麓一体が観光地になっている昭和新山だが、山自体は私有地で通常は入山禁止。中には危険な場所もあり、関係者は改めて注意を呼び掛けている。

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有刺鉄線がない林を抜けて山に入る

 伊達署などによると、救助されたのはニュージーランドからの旅行者でいずれも20代男性。風景写真を撮ろうと、3人で午後3時半ごろに入山したが、暗くなり帰り道が分からなくなった。1人が自力で下山し、昭和新山熊牧場に助けを求め、同署と伊達消防署が同8時すぎから30人態勢で捜索。同9時半ごろ、麓から約300メートル登った場所で2人を発見した。

 周囲は雪がまだ多く、2人は疲労で動けなくなっていたが、けがはなく、伊達署員から注意を受けた後、宿舎に戻った。発見時の気温は伊達市で1・6度で、「現場は氷点下だったろう」(同牧場)という。

 昭和新山は、有珠山の火山活動で山が生成する様子を記録したことで知られる故三松正夫さんが環境保全などのため買い取った。正夫さんの義理の息子で、山麓の三松正夫記念館の三松三朗館長が所有。一般の人が入山できる機会は年1回の登山会に限られている。

 記念館近くの登山口には「関係者以外立ち入り禁止」などと日本語で書かれた看板が2カ所に立てられ、周囲に有刺鉄線が張られている。ただ有刺鉄線の無い場所も多く、3人は看板や有刺鉄線がない林を抜けて山に入り「規制に気付かなかった」と話していたという。

北海道新聞

最終更新:3/15(水) 7:00

北海道新聞

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