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日本人の海外資産運用。私が香港で出会ったスゴ腕投資家のエグジット。

マネーの達人 3/15(水) 5:00配信

2012年2月のこと

彼が訪ねてきた。その日は私の友人が日本から10人前後の仲間を香港に連れてきて、団体で口座開設のサポートを請け負っていた。

「HSBC香港口座は必要ありませんから、中国銀行のサポートをお願いします」

と彼は告げると他のメンバーがHSBC香港での手続きをするのを静かに待っていた。

HSBC香港

HSBC香港は資金移動や両替、海外での投資活動をするハブとしての利便性が高く我々が海外でのメインバンクとして勧めている口座である。

長年HSBC香港、BOOM証券、中国銀行の口座開設サポートをおこなっているが何らかの資産運用をする目的を持って香港を訪れてHSBC香港の口座を開設しない人は極めて少ない。

我々の口座開設サポートを利用しない人はだいたいすでに保有しているか英会話力に自信があるので自分でトライしたいという理由からであり、香港を訪れてHSBC口座を開設すらしないというのは記憶を辿ってみても彼以外思い当たらない。

■上限額ギリギリの人民元を手に入れて中国銀行に定期預金

香港から中国深センの中国銀行へ移動すると、彼は中国銀行口座を開設してUSD5万相当の日本円を人民元に両替して5年満期の定期預金を組んだ。

当時の円ドルレートは1ドル80円程度だったので、元手は日本円にして400万円ぐらいだったろうか。中国本土での外貨から人民元への両替の限度額は1年にUSD5万である。

つまり彼はその上限額ギリギリの人民元を手に入れて中国銀行に定期預金をしたことになる。

当時中国銀行の人民元の5年定期預金の利率は5.5%/年。5年間の合計で27.5%の金利収入が得られるということである。

ちなみにこの人民元の金利は2008年のリーマンショック以降では最高である。

2013年

彼はもう一度中国を訪れて年間両替額上限一杯の人民元5年定期預金を組んで帰った。

中国銀行の5年定期預金の金利は前年より下降し4.75%/年になっていた。

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最終更新:3/15(水) 5:00

マネーの達人