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最後の実用コンパクトFR、BMW 新型 1シリーズを買うなら断然”118d”がいい

3/16(木) 11:31配信

オートックワン

3シリーズも良いけれど、クルマ好きなら新型1シリーズにも注目しておきたい

BMWは「3シリーズ」が人気の中心だ。しかしクルマ好きなら「1シリーズ」にも注目したい。実用性を兼ね備えたコンパクトでスポーティーな後輪駆動車であるからだ。

最後の実用コンパクトFR「BMW 新型 1シリーズ」フォトギャラリー

全長が4340mm、全幅が1765mmのボディは、スバル インプレッサスポーツやマツダ アクセラスポーツよりも少し小さい。後輪駆動だから最小回転半径は5.1mに収まり、小回り性能も優れている。5ドアハッチバックだから、後席の乗り降りもしやすい。

このサイズになると、後席側のドアを備えた5ドアハッチバックやセダンは前輪駆動になり、後輪駆動を求めるとトヨタ 86やマツダ ロードスターのようなクーペになってしまう。コンパクトながらもファミリーカーとして使いやすい後輪駆動車は、少なくとも日本では1シリーズが唯一の選択肢だろう。

早めに選んでおきたい絶滅危惧種、FRコンパクトカー「1シリーズ」

そして現行1シリーズは、日本国内の発売から数えても5年近くを経過した。次期型は「BMW X1」や「2シリーズ アクティブツアラー」などと同様、「MINI」シリーズと共通のプラットフォームを使う前輪駆動車になると思われる。先ごろ披露された中国向けの新しい「1シリーズセダン」も、前輪駆動のレイアウトだ。

「今の前輪駆動は走りが上質だから、駆動方式にこだわる必要はない」という意見もあるが、良し悪しではなく、運転感覚の違いは依然として残る。シフトレバーが高い位置に装着され、運転席に囲まれ感が伴うのも後輪駆動ならではだ。

輸入車を選ぶ時には、このような実用性とは異なる趣味的な価値が大切になるから「こだわる必要はない」とはいえない。毎日の生活の中で便利に使えるコンパクトな後輪駆動車が欲しいなら、1シリーズは早めに選んでおきたいクルマだと思う。

1シリーズはディーゼルモデル118dが俄然お買い得だ

1シリーズのエンジンは、ほかのBMWと同様に全車がターボを装着する。ガソリンには直列3気筒の1.5リッター「118i」、直列4気筒の2リッター「120i」、直列6気筒の3リッター「M140i」があり、これに直列4気筒2リッターディーゼルの「118d」が加わる。

割安なのはディーゼルだ。118dスポーツは378万円で、1.5リッターガソリンの118iスポーツと比べて価格上昇を21万円に抑えた。動力性能は118dスポーツは最高出力が150馬力(4000回転)、最大トルクが32.6kg-m(1500~3000回転)と強力。特に最大トルクは3リッタークラスのターボを装着しないガソリンエンジンに匹敵する。

118iスポーツは136馬力(4400回転)/22.4kg-m(1250~4300回転)だから、これも十分な性能だが118dスポーツと比べれば見劣りする。

そしてJC08モード燃費は118dスポーツが22.2km/L。軽油価格の安さも考慮すると、燃料代は1.3リッターエンジンを積んだ国産のコンパクトカーと同等だ。118iスポーツも18.1km/Lだから性能の割に低燃費だが、使用燃料がプレミアムガソリンでもあるため、118dスポーツと比べて走行コストは相応に高い。JC08モード燃費をベースに計算すると、118dスポーツの燃料代は118iスポーツの64%程度で済む。

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最終更新:3/16(木) 11:31
オートックワン