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非鉄製錬大手の17年春季交渉、3社が賃金改善回答

3/16(木) 6:01配信

鉄鋼新聞

 17年春季交渉の集中回答日である15日、非鉄製錬各社も労働組合に回答を示した。17年度の賃金改善要求を提出した4社のうち、三菱マテリアル、三井金属、DOWAホールディングスの3社が賃上げに応えた。年間一時金では要求交渉方式を採用する住友金属鉱山が、昨年実績と同額の162万円に加えて特別一時金1万円、三井金属が昨年実績から10万円増額の163万円と回答した。三井金属は賃金改善、年間一時金とも満額回答。経営環境の先行きには不透明感が残るが、非鉄金属価格の下落基調に歯止めが掛かりつつあることから一定の回答が引き出せたもようだ。

 賃金改善では、17年度で4千円の引き上げ要求があった3社のうち、三菱マテリアルが800円、DOWAホールディングスが1千円の引き上げと回答。一方、住友金属鉱山はゼロ回答だった。三井金属は17年度1千円の引き上げ要求に対し、満額回答で応えた。
 年間一時金では、住友金属鉱山が165万円の要求に対し、162万円と、「会社の課題解決に労使が協力して取り組むことを奨励するため」として特別一時金1万円と回答。三井金属は163万円の要求に満額回答した。
 非鉄製錬大手の労組が加盟する基幹労連は、重要な労働条件を隔年で交渉する「2年サイクル春闘」を採用するが、16年春闘では業種によって単年要求・単年交渉も許容。非鉄製錬大手では、三菱マテリアルとDOWAホールディングスの労組が賃金改善要求を従来の2年サイクルを踏襲した「16年度4千円、17年度4千円」で求めたが、労使交渉は単年交渉とし、今年はその2年目だった。一方、昨年に要求提出を見送った住友金属鉱山は17年度4千円、三井金属は1千円の引き上げを要求していた。

最終更新:3/16(木) 6:01
鉄鋼新聞