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【特集】髪がつなぐ絆 ヘアドネーション

3/16(木) 15:51配信

毎日放送

“ヘアドネーション”という取り組み。通常、美容室などで切られた髪の毛は捨てられていますがその髪の毛を待っている子どもたちがいます。脱毛症などで髪の毛を失った子どもたちです。寄付で髪の毛を集めウィッグにして、そうした子どもたちにプレゼントする活動をヘアドネーションといいます。ウィッグを贈る側、そして贈られる側、それぞれの想いを取材しました。

頭髪に悩みをもつ子どもたち

満面の笑みでじゃんけんをする2人の女の子。7歳の葵ちゃんと5歳の夏希ちゃん姉妹です。夏希ちゃんは1歳を過ぎたころから髪の毛や眉毛が抜け始めました。詳しい原因はわからないそうですが、毛穴の組織が変形して毛を作らなくなる「無毛症」の可能性が高いといいます。

「描けた!なっちゃん」(夏希ちゃん)

大好きなお絵かき。自分のことをかいた夏希ちゃん。髪の毛を描いていました。来年は小学生。ますます自分の髪の毛のことが気になる年齢になります。母親の摩依さんもそのときのことを考えると娘が傷つかないか心配でなりません。

「色々言われたりするので。今は本人が外で帽子を脱ぎたがらなくなったので。外でも(帽子を)かぶらせますけど、やっぱり見られますね。お姉ちゃんが(ピンつけたり)やってるから、自分も同じのやりたいとか。最近は髪が生えたら一緒にしたいと言いますね」(母親 笹川摩依さん)

夏希ちゃんのような症状やガンの治療などで髪の毛を失う子どもたち。そんな子どもたちのためのある取り組みがありました。ヘアドネーションです。ドネーションとは寄付という意味の英語。文字通り髪の毛を寄付するという取り組みです。大阪で美容室を経営する渡辺貴一さんが「JHDAC」というNPO法人を立ち上げ、寄付された髪の毛でウィッグを作り18歳以下の子どもたちに無償で提供しているのです。

「ごみになるはずだったものを寄付いただいて、それでウィッグ作って必要な方にお渡しする。それによって喜ぶ人が少なからずいらっしゃる。ただそれだけのシンプルなものかなと思います」(NPO法人JHDAC 渡辺貴一さん)

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最終更新:6/14(水) 16:40
毎日放送