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【ベトナム】裕幸計装、EVNへの省エネ支援を拡大

NNA 3/17(金) 11:32配信

 制御システムエンジニアリングの裕幸計装(東京都目黒区)は、国営ベトナム電力グループ(EVN)に対する変圧器の省エネ支援を拡大する。2014年に南部から始めた高効率変圧器の導入をホーチミン市やハノイにも広げる。高効率変圧器には日立金属が日本で製造する「アモルファス金属」が使われており、電力を使っていないときでも生じる「無負荷損失」を従来型に比べて最大3分の2減らせる。
 ハノイや中南部カインホア省、南部ドンナイ省などを管轄するEVN傘下の配電公社4社が、約3,700台のアモルファス高効率変圧器を18年3月までかけて電柱上に整備する。
 整備に伴うEVN系4社による設備投資額は数億円規模となる。日本と途上国との排出量取引制度「2国間クレジット制度(JCM)」を通じて日本の環境省が補助金を出すため、回収期間を2年程度短縮できる見込みだ。裕幸計装は、省エネにより削減される温室効果ガス(GHG)排出量をモニタリングして環境省に報告する。JCMで認定された削減分の50%以上は日本の二酸化炭素の排出削減量として換算される仕組みだ。
 アモルファス金属を使った変圧器は、地場メーカーが製造しているため、ベトナム側には省エネ以外にもメリットが大きい。またベトナムでは電力需要が年率10%以上のペースで伸びており、変圧器の設置も増えるとみられる。裕幸計装は、これまでも中部、南部の配電公社による約6,500台の設置を支援してきたが、ハノイ周辺の北部地域にも導入を働き掛けていく方針だ。

最終更新:3/17(金) 11:32

NNA