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「最初で最後」「チャンスは1回、2回」― ソフトB江川が秘める背水の覚悟

3/17(金) 8:20配信

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江川が1軍生き残りへ猛アピール「最初で最後かもしれないという気持ち」

 16日、ソフトバンクの江川智晃が巨人とのオープン戦で2打数2安打3打点の活躍を見せた。江川は、2回に巨人先発の杉内俊哉から左中間スタンドへ先制2ラン。4回にも左中間へタイムリーツーベースを放ち、1軍生き残りに向けて猛アピールを見せた。

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 2回裏1死一塁、江川は杉内のスライダーを左中間スタンドへと運んだ。前日6回裏のタイムリーに続く“2打席連続”の安打は「自分のスイングができて、良いアピールになった」という先制の2点本塁打。さらに続く4回裏2死一塁で迎えた第2打席でも「うまく反応してとらえることができた」と、左中間にタイムリーツーベースを放って“3打席連続”の打点を稼いだ。

 試合後、工藤公康監督が「昨日1本、今日2本でしょ。いい感じで調整をしてくれている」と語れば、江川も「厳しい立場なので打てて良かったです」とホッとした表情を浮かべた。

「キャンプもB組だったので、オープン戦でアピールできるチャンスが来るのは1回か2回だと思っていました。スタメンで出してもらったけど、これが最初で最後かもしれないという強い気持ちがありました」

OP戦の最後まで続く競争、江川はアピールが奏功し遠征に帯同

 ソフトバンクは17日から埼玉、横浜への遠征に出るが、指揮官は「ビジター3試合だけだから、そんなにたくさん(の選手)は連れていけない」と語った。「絞込みもそろそろやらないといけないからね。もちろん、その後も試合はあるから(選手を)入れ替えることもある」と、オープン戦の最後まで1軍枠をかけた競争が続くことを示唆する。もちろん、江川はこの日のアピールが効いて遠征組に名を連ねた。

「ずっとキャンプから若手ががんばっているのはわかっていました。(1軍を巡る競争は)人との勝負ですが、人のことばかり気にしていると自分を見失うので、自分がやれることをやろうと思ってやってきました。まだシーズンは始まっていないので、これからどんどんレベルを上げていきたいです」

 17日には、ひと足早くウエスタン・リーグが開幕を迎える。昨年、ファーム通算100号本塁打を放つなど、チームのウ・リーグ5連覇に大きく貢献してきた江川だが、今年こそシーズンを通して1軍で活躍するために、17日からの遠征でも猛アピールを続けていく。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

最終更新:3/17(金) 8:20
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