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【MotoGP】スズキのイアンノーネ、速く走るため『元スズキ』ビニャーレスのスタイルを”真似”

3/17(金) 15:26配信

motorsport.com 日本版

 スズキのアンドレア・イアンノーネはバイクから最高のパフォーマンスを引き出すべく、昨年までスズキに在籍していたマーベリック・ビニャーレスのライディングスタイルを真似しようとしていると語ったが、それは難しいことだと認めている。

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 ビニャーレスは昨シーズンのイギリスGPで、スズキがMotoGPに復帰して以来初めてとなる優勝を果たすなど速さを見せ、ヤマハに移籍した。ドゥカティで4シーズンを過ごしたイアンノーネは、彼に代わる形でスズキに移籍してきた。

 これまでのところ、イアンノーネは好調とは言えないようだ。セパンで行われた最初のプレシーズンテストでは、2日目にトップタイムを記録するなど好調に見えたが、その後のフィリップアイランドとカタールで行われたテストでは目立った印象を残せていない。

 イアンノーネは、スズキのバイクから最高のパフォーマンスを引き出すべく、自身の滑らかなライディングスタイルをビニャーレスのような、より積極的なスタイルに適応させようと取り組んできたと語ったが、そのような変更は自分にとって不自然だと感じているようだ。

「僕はバイクに素早く適応しようとしているが、速く走るにはビニャーレスと同じライディングスタイルが必要だ」と、テスト2日目にイアンノーネは認めた。

「僕は彼を模倣しようとしているが、それは僕の本質的なモノではない。彼はバイクを倒し込んでいる間にブレーキをかけることは一切なく、コーナリングが終わるまで待ってから、バイクをまっすぐにして加速している」

「一方でほとんどのライダーは、ブレーキを使いながらコーナーに入っていき、その後加速する」

「今僕は、欠けているモノを埋め合わせようと、ちょっとした改善を試みている」

テスト終盤に大きな前進を果たしたイアンノーネ

 イアンノーネは最後のプレシーズンテストで、総合12位にとどまった。総合トップだったビニャーレスからはほぼ1秒離された。

 しかしカタールテスト最終日、イアンノーネはセッション最後の30分の走行で”極端なセットアップ”を試したことで、安定性を見つけることができたため、自信を深めているようだ。

「僕たちは最後にすごく重要なことを理解できた」と彼は説明した。

「最後の3周はすべて1分55秒台だった。それは3日間のテストで初めてのことだった」

「特にターン6でバイクのフロントが少し振動していて、思ったようにブレーキングすることができなかった。でも、安定性が改善されて自信を持ってブレーキングすることができるようになった」

「最初からこのセットアップを普通に使えるようになるのは、大きな前進だ」

Jamie Klein