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meg、JazzとPopsの融合 ファンキーでクールに彩った銀座の夜/レポート

3/17(金) 19:01配信

MusicVoice

 ジャズシンガーのmegが先月20日に、東京・銀座No Birdで、月例ライブ『Jazz’n Funk 』をおこなった。ジャズとポップスの融合をテーマに、オリジナル曲やジャズスタンダード「Take Five」、オリジナル・ラブの「接吻 Kiss」など、1stセット、2ndセット、アンコール合わせ全17曲を披露した。原曲とはガラッと趣を変え、それぞれの新しい一面をファンキーでクールな演奏と、megのセクシーな歌声で届けた。

素敵なメンバーと演れて頑張ってきて本当に良かった

 午後7時過ぎ、銀座No Birdにはこの日のステージを楽しみに待つ観客で溢れていた。賑やかな雰囲気のもと、食事とお酒を嗜みながら各々の時間を過ごしていた。7時をまわったところで、今回のバックバンドのメンバーがステージに。SaxにAndy Wulf、ピアノに丈青、ベースに日野“JINO”賢二、ドラムに福森康の4人編成で、Andyのカウントから、流れるように1stセットの演奏がスタートした。

 Andyによる前口上からのコールで、その言葉に導かれるようにmegがステージに登場した。ゴールドのゴージャスな衣装と、アップにまとめたヘアースタイルがインパクトを与えていた。オープニングナンバーはマドンナの「Material Girl」。まずはポップスの名曲をバンドのグルーヴとmegのジャズ仕込みの歌唱力で極上の空間へと作り上げていく。

 続いては、コールポーターの「Night and Day」、5拍子の名曲「Take Five」とジャズスタンダードナンバーを披露。megの真骨頂とも言えるスタイルを存分に魅せつけ、さらにバンドの趣溢れる演奏は日本にいることを忘れさせてくれるようだ。MCでは「このメンバーと演奏する時はクールでおしゃれな音楽をやらせていただいています。5年前ぐらいに演奏してもらったことがきっかけ。今回は3回目の共演なんです」と、今回のバンドメンバーとの馴れ初めを語った。

 MCに続き、エリック・クラプトンの「Change the World」を届けた。Andyはサックスからフルートにチェンジ。オリジナルよりも軽快なアレンジで展開。megの歌とフルートが会話するかのように紡いでいく。間奏ではソロを回していく。Andyの心を落ち着かせてくれるフルート、丈青の流れるようなピアノフレーズ、JINOのスキャットとともに紡いだメロディアスなベースと楽器陣の演奏に酔いしれた。

 続いて、米・シンガーソングライターのクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」へ。Andyのサックスがセクシーに響き渡る。megの透き通るような柔らかな高音がNo Birdに穏やかな風を吹かすようだ。演奏が終了し、ここで訪れたファンの誕生日をサプライズでお祝い。バンドの演奏とmegの歌声で「HAPPY BIRTHDAY」を歌い届けた。

 そんなほっこりとするシーンから、megの挑戦の楽曲だという「It's All Right with Me」を披露。楽曲の途中でテンポが変化、ドラムの力強いサウンドとスリリングなアレンジが相まって、高揚感を煽っていく。穏やかなセクションとのメリハリが効いた演奏で魅せていく。

 そして、秋の雨に切ない気持ちを重ねたという、megのオリジナルから「Autumnal rain」を届けた。オーガニックなリズムに、megの儚くエモーショナルな歌が情景を映し出していくようだ。「10年目、様々なことに挑戦してきて、それが糧になっている。こんな素敵なメンバーと演れて、頑張ってきて本当に良かった」と10周年を改めて思い返し、今の喜びを話した。

 1stセットラストはバリー・マニロウの「Copacabana」。体を揺らす福森康のドラムワークに、JINOのファンキーなベースサウンド、そのリズム隊の上にスリリングな丈青のピアノと、セクシーなAndyのサックスという、バンドが作り出すラテングルーヴにmegの歌声が融合。心地よいサウンドで満たされるなか1stセットを終了した。

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最終更新:3/17(金) 19:01
MusicVoice