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「重力値」40年ぶり更新 体重、髪の毛1本分軽く?

朝日新聞デジタル 3/18(土) 23:45配信

 あなたの体重が髪の毛の重さほど変わります――。国土地理院が15日、日本各地で測定した基準となる「重力値」を40年ぶりに更新した。変動の最も大きかった新潟県佐渡市では40年前に比べて体重60キロの人が約0・006グラム軽くなったことになる。

 重力は、物体が地球から受ける力で、地球の引力と自転による遠心力によって決まる。大きさは約980ガル(ガルは加速度の単位)で、赤道の近くでは遠心力が大きくなるため、わずかに小さくなる一方、地中に密度の高い物質がたくさんあると、大きくなる。例えば同じ体重計で測った場合、北海道より緯度の低い沖縄では、ほんのわずかに軽くなる。

 国土地理院は1976年度に全国122カ所で測定した基準となる重力値を発表した。近年、極めて精密な重力計が開発されるとともに、研究機関や産業界から精度の高い基準値の要望が高まり、さらに東日本大震災など大規模な地殻変動もあったため、2002年~16年に全国263カ所で改めて測定した結果を今回発表した。

 大半の地点で以前の重力値と比べて減少したが、震災で地盤が沈んだ東北地方など一部で増えたところもある。もっとも増えた岩手県宮古市では体重60キロの人が0・004グラム重くなった。日常生活に影響はないが、精密な計量や標高の決定、活断層調査や地下資源探査などで活用されるという。(吉田晋)

朝日新聞社

最終更新:3/19(日) 9:34

朝日新聞デジタル