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<千葉大集団強姦>増田被告に懲役4年求刑 地検「卑劣で残虐な犯行」

3/18(土) 8:33配信

千葉日報オンライン

 飲み会で酩酊(めいてい)状態になった女性が、千葉大医学部の学生らにわいせつな行為をされた集団強姦(ごうかん)事件で、準強姦の罪に問われた同大医学部5年、増田峰登被告(23)の第3回公判が17日、千葉地裁(吉村典晃裁判長)で開かれた。検察側は「卑劣で残虐な犯行」などとして懲役4年を求刑、弁護側は「生涯一度の過ち」などとして執行猶予付き判決を求め結審した。判決は30日。

 一連の事件では、集団強姦罪で同学部5年、吉元将也(23)と山田兼輔(23)両被告が、準強制わいせつ罪で千葉大病院の元研修医、藤坂悠司被告(30)=懲戒解雇=がいずれも公判中で、結審したのは増田被告の公判が初めて。増田被告は起訴内容を認めている。

 論告で検察側は「飲酒により酩酊状態の被害者が何ら抵抗できないことを認識しながら、吉元、山田両被告とともに自宅に被害者を連れ込んだ、卑劣な上残虐な犯行」と指摘。「強姦は『魂の殺人』とも言われ、被害者の精神に多大な影響を及ぼす。被害者は急性外傷後ストレス障害となり日常の生活にも影響が及んでいる。被害者は罪に見合った刑罰を受けて償ってほしいと願っており、増田被告に対する処罰感情は当然」と述べた。さらに「大学生らによる類型犯罪が後を絶たない」として、厳罰を科す必要性を強調した。

 弁護側は「増田被告と被害者が2人きりになる状態は山田被告らによって作られた。被害者は飲酒で冷静な判断がしづらい状態で、突発的に犯行に至った」とした上で「山田被告らによる集団強姦行為については犯行を認識しておらず、一連のものとして評価されるべきではない」と主張。「増田被告は医学の道を志し、本来まじめな人物。生涯たった一度の過ち。更正の環境も十分整っている」などと訴えた。

 最終意見陳述で増田被告は「自分の身勝手な行動で傷つけてしまった被害者の心の痛みを考えると、本当に申し訳ないことをしてしまったと強く感じている。悔やんでも悔やみきれない。深く反省し、一生をかけて償っていきたい。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 起訴状によると、増田被告は昨年9月21日午前0時40分ごろから同5時ごろまでの間、増田被告のマンションで、酩酊状態だった20代女性に乱暴したなどとしている。