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総合格闘家の過酷すぎる「減量」のリアル 臓器損傷の恐れも

3/18(土) 12:00配信

AbemaTIMES

格闘技の世界の中の厳しい減量に関して、イギリスのBBC3がドキュメンタリー番組「Weight Cut - Can I Lose 10% Of My Body Weight Overnight? | Extreme MMA」をネット上に公開。

2016年7月、O2アリーナで行われたベラトールに参戦したイギリスのバンタム級ファイター、ディーン・ガーネットのルイス・トスタ戦を前にした厳しい減量の現実を追っている。ガーネットは、152ポンド(69.9kg)の体重を計量を19時間を前に約15ポンド(約7キロ)減らさなければならない。

食事は、ココナツオイルで炒めたサーモン、摂取する水の量も制限され、サウナでひたすた体重を絞り、トレーニングマシンなどで身体をいじめ抜く。なかなか体重が減らないなかホテルの寝室でも風呂に入りサウナスーツ着用し汗をかきながら眠るといった強引な減量をひたすら続け、ひたすら汗を絞りだす。ここまで来ると摂取できるものは氷をかじるだけ。朝になり少量の果物とヨーグルトを摂取し、さらに絞込みに熱い風呂に入り早朝にサウナで黙々と時を過ごす姿は数時間後に戦うファイターとは思えない程、身体に厳しい工程の連続である。

ドキュメンタリーの撮影チームは、リバプール・ジョン・ムーアーズ大学の博士研究員であるベン・クライトン教授にインタビューを行いこの減量への肉体の影響などについても指摘しているが、減量中にガーネットの肝臓や腎臓の酵素の増加などをが見られ、両方の器官に長期間の損傷を引き起こす可能性があることを指摘。

リング外のシーンでもトレーニングシーンなどが注目されるなか、なかなかスポットライトの当たらないファイターたちの「減量」の姿だが、実際の戦い以上に厳しい現実をこのドキュメンタリーは伝えている。
最後は下半身になにも履かずに計量に臨み、本来69キロの体重から7キロギリギリで絞り抜いたガーネットは無事にリングに上がったが、減量失敗で試合が流れるファイターが続出するのも頷ける過酷さである。

最終更新:3/18(土) 12:00
AbemaTIMES