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部屋選びのポイントとは 「カスタマイズ賃貸」増加中

3/18(土) 17:54配信

AbemaTIMES

 4月からの就職、入学を控えて引っ越しシーズン真っただ中だが、賃貸住宅事情に変化が起きている。

 どのような部屋に住みたいか、渋谷の若者に聞いてみると「キレイさですね。築年数が古いところは避けています」「セキュリティーがちゃんとしていたら。見た目よりもセキュリティーが一番。やっぱり怖いので」「猫を飼いたいので、ペットを飼えたらいいかな。さびしいので」と基準は人それぞれだ。

 街頭でも色々な希望条件が出たが、なかなか自分の希望通りの部屋は見つからないものだ。そこで賃貸物件を自分好みに変えることができたら、という希望を叶えてくれるのが“カスタマイズ”賃貸だ。壁紙や床材を選べ、DIY可能な賃貸物件が増えているという。

 住宅情報サイトSUUMO編集部調べ(複数回答)によると、物件選びで重視するポイントの1位は家賃・価格で91.5%、2位は間取りで82%、同率3位は最寄駅からの徒歩分数と面積・広さで76%、5位が路線・駅やエリアで74.5%となっている。さらに若者が重視するポイントとしてセキュリティー、独立したバス・トイレ、収納スペース、フローリングだ。

 また部屋探しで若者に人気なのが、カスタマイズ賃貸だ。カスタマイズ賃貸とは、空間を自分好みにできる物件のこと。好みの壁紙や床材を入居前に選択可能で、工事費用はオーナー負担。原状回復義務もなく、DIYで内装をいじれる物件もある。

 リノベーションとは既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築状態よりも向上させたり、価値を高めたりすること。賃貸物件の管理から保守、リノベーションまでを一手に行うグッドルームでは入居者目線で住みやすい部屋を数多く紹介している。客と相談しながら行うリノベーション物件が人気だという。

 グッドルームの田中すみれ店長は「グッドルームに来てくださるお客様は賃貸でもこだわって暮らされたい方が多いです。なかでも弊社のリノベーションブランドのTOMOSという部屋は弊社が施工しているので、お客様の要望に沿って、床材やクロスを選んで頂くことができます。自分好みに仕上げることができるので、大変ご好評を頂いています」と話す。

 DIYが可能な賃貸物件もある。新宿駅から徒歩10分の築50年を超えるヴィンテージマンションだ。こちらは全室自由に自身でやるというDIYが可能で、壁に穴を開けてもOKという抜群の自由度。適度に古びた味わいのある佇まいが人気で、常に空室待ちの状態だという。

 村田ビル管理有限会社の村田憲彦社長は「どういうふうに改造しようが、色を塗り替えようが好きにやっていいよと。後から戻す(原状復帰する)のではなく、次のお客さんがそのまま入ればそのままで良いよと」「自分でそれ(DIY)をやった方が自分の個性が持てるというのがきっかけ」と解説した。

 アトリエ兼住居としてこのマンションに住むカップルがいる。アーティストとして活動する2人の部屋には、所狭しと作品があふれている。入居時は、前の居住者が残していったライト以外は何もない状態から約3週間、20万円ほどの予算で棚やクローゼット、デスクなどをDIYしたという。

 お気に入りの家具を置くなどし、特別な空間に生まれ変わった。住人の山口翔子さんは「直感的にここに入った瞬間、この建物の雰囲気が気に入った。DIYできるのは大きな点でした。あと、都心というのも大きなポイント」。この部屋の目玉は、床下に収納されたベッド。これも2人で作ったという。新宿駅から徒歩15分圏内で専有面積48.16平方メートル、賃料は14万円でオンリーワンの部屋を手に入れた。

 カスタマイズ賃貸を提供するオーナーが増えている背景には空室問題がある。人口減少による借り手の減少や相続税対策で新築アパートが急増しているため、空室を埋めるためにもカスタマイズ賃貸が増加しているという。

 引っ越しシーズン真っただ中だが、カスタマイズ賃貸で自分好みの部屋を手に入れてみてはいかがだろうか。(AbemaTV/原宿アベニューより)

最終更新:3/18(土) 17:54
AbemaTIMES