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侍・小久保監督 カブスに惜敗「収穫はケガがなかったこと」

東スポWeb 3/19(日) 19:01配信

【アリゾナ州メサ発】第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパンは18日(日本時間19日)、昨年のワールドシリーズ覇者カブスと練習試合を行った。菊池涼介内野手(27=広島)が初回、カ軍先発のメジャー176勝右腕ラッキーから先制ソロを放ち、4番・筒香嘉智外野手(25=DeNA)は2安打、坂本勇人内野手(28=巨人)も適時打で好調をアピール。投手陣が崩れ、試合は4―6で敗れたが、チームに暗さはない。21日(同22日)の準決勝へ向け、調整は着々だ。

 世界一を目指す侍にとって、不足のない相手がマウンドに上がった。カブスの先発は、過去3度のワールドシリーズ制覇を経験したベテラン右腕ラッキー。その“世界一右腕”の立ち上がりを菊池が強烈に叩いた。

 初回一死の第1打席の初球。144キロ直球を迷うことなく引っ張ると、左翼へライナーで突き刺さるソロとなった。打球が低かったため「二塁打かなと思いましたが、たまたま入りました」とコメントしたが、スタンドを埋めたカブスファンからも「オオーッ!」と驚きの歓声が上がった。

 東京ラウンドでは自慢の二塁守備でスーパープレーを連発し、米国でもその活躍が取り上げられた。そしてこの日は打撃でも昨季セ最多安打を記録した非凡なセンスをアピール。小久保監督も「守備がメーンで使っているが、制限がないときは一発があるのが彼の持ち味」と目を細めた。

 ただ、時差の影響と疲労が残る打線は、その後ラッキーの前に沈黙。5回まで3安打に封じられた。それでも4番の筒香は初回、ラッキーのツーシームを中前に運ぶと、7回の3打席目には3番手ストロップのチェンジアップを強振、二遊間を鋭く破って貫禄の2安打で好調キープをアピールした。

 前日には決起集会が行われ、マリナーズ岩隈やドジャース前田らが激励に訪れた。「松田さんから『みんなで頑張ろう』というようなあいさつがあって始まった。(岩隈らの激励は)来てもらえるだけでうれしいです」と主砲。「3番手までバリバリのメジャー。そこから2安打放つのはさすが」と指揮官を安心させた。

 また8回二死三塁のチャンスで代打として登場し、右前適時打を放った坂本の好調ぶりも頼もしい。

 投手陣は先発の藤浪が4回4安打3失点と苦しんだが、決勝トーナメントで出番が予想される則本に復調の兆しが見えたのが収穫だった。

 試合には敗れたが、小久保監督の顔に暗さはない。「収穫はケガがなかったこと」と笑みをのぞかせると「みんな疲れているし、時差(ボケ)も残っている。なんとか2日で調整してほしい」と語った。多少のコンディション調整は必要だが、チームの士気はがぜん高まっている。

最終更新:3/19(日) 19:13

東スポWeb

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