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豊洲、再び高濃度有害物質=ベンゼン100倍、シアンも―小池氏、慎重に移転判断へ

時事通信 3/19(日) 12:50配信

 東京都は19日、豊洲市場(江東区)の地下水再調査で、環境基準の100倍に当たるベンゼンや同3.6倍のヒ素が検出されたと発表した。

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 不検出が基準のシアンも23地点中18地点で出た。同日開かれた土壌汚染対策の専門家会議(座長・平田健正放送大学和歌山学習センター所長)に報告した。

 基準の79倍のベンゼンが出た前回の第9回調査に続く高濃度の有害物質検出に、小池百合子知事は同日、都内で報道陣に「非常に重く受け止める」と表明。その上で、専門家会議などの助言を得ながら、移転可否を慎重に判断する考えを示した。

 同会議は調査結果について、地下水位を一定に保つ排水システムが昨年10月に本格稼働したことで、地下水の流れが変化し、局所的に残っていた有害物質が流出したことが主因と推測。さらに調査を続ける方針を確認した。

 会議後の記者会見で平田座長は「地上は大気の実測値を見ても安全。地下も対策をすれば(有害物質を)コントロールできると思う」と述べるとともに、4月に予定していた安全性検証報告の取りまとめが遅れるとの見通しを示した。

 豊洲市場では2014年から地下水調査を実施。昨年11~12月に行った9回目に有害物質の数値が跳ね上がったため、再調査を今年1~3月に行った。

 9回目の結果について都は当初「暫定値」としていたが、専門家会議は今回、正式な結果と認定した。都の採水指示が1~8回目と異なっていたが、いずれも作業内容などに問題はなく、これまで9回のすべての調査結果を有効と判断した。 

最終更新:3/19(日) 21:40

時事通信

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