ここから本文です

コナカのとんかつ、洋服の青山は焼き肉。紳士服大手の生き残り戦略とは?

投信1 3/19(日) 12:15配信

あなたが利用しているあの飲食店も、経営母体は紳士服企業かも

『大衆食堂 半田屋』、『とんかつ専門店 かつや』、『からあげ専門店 からやま』などの飲食店、さらに、『スペースクリエイト 自遊空間』(インターネットカフェ・漫画喫茶)などなど。紳士服大手、コナカ <7494> のグループ企業であるコナカエンタープライズがフランチャイズ(FC)で展開する事業の一部です。

コナカエンタープライズは2013年、FC事業1号店として、『かつや』を神奈川県横須賀市に出店しています。あなたが利用しているあの飲食店も、もしかすると経営しているのは紳士服企業かもしれません。それぐらい、紳士服大手が多角化を進めています。

『洋服の青山』などを展開する青山商事 <8219> は、100%出資の子会社globが物語コーポレーションと FC契約を締結し、焼き肉店の『焼肉きんぐ』、寿司・しゃぶしゃぶ店の『ゆず庵』などを経営しています。

紳士服大手が多角化を進める理由は市場の大幅な減少

紳士服業界は、大手4社と呼ばれます。首位の青山商事、2位のAOKIホールディングス <8214> 、3位にコナカ、4位がはるやまホールディングス <7416> です。

前述したコナカ、青山商事以外の2社も、多角化を進めています。

AOKIホールディングスは連結子会社を通じて、結婚式場・披露宴会場の運営、カラオケ・複合カフェ・フィットネスクラブの運営などの事業を行っています。結婚式場では、横浜みなとみらい21地区にある日本最大規模のウエディング施設「アニヴェルセル みなとみらい横浜」のほか、全国に14施設を展開しています。

はるやまホールディングスは、他の3社に比べれば「異業種」感は少ないものの、従来からカジュアル衣料販売などを手がけています。2017年1月には、持ち株会社体制となりました。今後は、メガネや靴などの服飾雑貨の展開も進めていくとしています。

これら紳士服大手が「非スーツ化」を進める背景には、改めて言うまでもなく、紳士スーツ市場の縮小があります。総務省の調査によれば、スーツ市場はこの10年間で30%も減ったとされています。「非スーツ」で稼がなければ、生き残ることができなくなるのです。

大手4社の中で、早くから多角化を進めてきたのがAOKIホールディングスです。同社グループでは現在、ファッション以外の売上構成比が3分の1を超え、将来はそれを5割にするとしています。

今後、少子化などにともない、紳士スーツ市場はさらに縮小することが予想されます。4社はいずれも、非スーツ事業にさらに注力するとしています。コナカや青山商事も今後、飲食店を大幅に増やす計画です。

1/2ページ

最終更新:3/19(日) 22:30

投信1

チャート

コナカ7494
592円、前日比-3円 - 5/29(月) 9:21

チャート

青山商事8219
4025円、前日比+20円 - 5/29(月) 9:24

チャート

AOKIホールディングス8214
1450円、前日比+10円 - 5/29(月) 9:23