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ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズの奇妙な愛憎関係を追う

3/19(日) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズの付き合いが「スムーズ」にいったためしは一度もなかった。

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30年以上のつきあいの中で、彼らは同盟を組んだこともあれば、憎み合うライバル同士だったこともある。そして、時には友人と言えなくもない関係だったこともある。あるいは、これら3つをミックスした関係だったことさえあるのだ。

ただ、振り返ってみれば、彼らの存在および、彼らの複雑な関係がなければ、現在のわたしたちが知るアップルやマイクロソフトは存在しなかったといえるだろう。

この記事は、ウォルター・アイザックソンが著したジョブズの伝記およびその他の文献からスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの奇妙な関係とその歴史を追ったものだ。

ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズは常に敵同士だったわけではない。マイクロソフトはその歴史の初期に、大人気だった「Apple II」コンピュータ向けのソフトウェアを開発していたし、ゲイツはアップルが取り組んでいる最新プロジェクトをチェックするため、クパティーノを頻繁に訪問していた。

1980年代初期、ジョブズは革命的なグラフィカルユーザーインターフェイスを備えたマッキントッシュのソフトウェアを開発するよう、ゲイツを説得するためシアトルに赴いた。

ゲイツは当時、マッキントッシュの市場は小さいと感じ、特に良い印象を持たなかったと振り返る。そしてジョブズの態度にも。
「妙な勧誘訪問だったよ。スティーブは『きみらの助けなんてほんとは不要なんだ。僕らはこんなすごいものを作っているし、秘密のプロジェクトだしね』と例のスティーブ・ジョブズ的セールスモードで。言外に『きみらの助けはいらないけど、関わらせてあげてもいいかなと思ってる』と言ったんだ」

ともあれマッキントッシュの発表前の1983年、ゲイツとジョブズはアップルの社員向けに制作されたビデオで共演している。ゲイツはその中でマックを「本当に人々のイマジネーションを捉えている」と褒めたたえている。

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最終更新:3/19(日) 20:10
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