ここから本文です

【WRC】メキシコ戦で自信を深めるシトロエンのミーク「優勝できるとは思わなかった」

3/19(日) 17:04配信

motorsport.com 日本版

 WRC第3戦メキシコを制したのはシトロエンのクリス・ミークだった。

 現在シトロエンは、ふたりのドライバーをWRCで育成しているため、ベテランのミークが担う責任は大きい。しかしそのミークは開幕戦と第2戦でリタイアを喫しており、あまり良いシーズンスタートを切れていない。

【動画】ラリー・メキシコの最終SSで誤ってコースオフしたミークは、ギャラリーの車の間をすり抜けながら駐車場を彷徨った

 しかし、シトロエンのチーム代表であるイブ・マットンは、現状は想定内であると明かした。

「基本的に、我々が良いマシンを用意できていることは結果が示している」

「シーズンの初めに起きたことは、新車開発における通常のプロセスだと捉えている。よって今期の目標は未だ変わらない」

「我々の目標はラリーで優勝することだ。そしてマニファクチャーランキングで少なくとも2位に入賞したい」

 また、ミークとマットンは開幕戦と第2戦で起きたトラブルは未解決であり、まだやるべきことがあると口を揃えた。

「シーズンに入ってから、テストは全て上手くいっていた」とミークは語った。

「それでも我々は開幕戦と第2戦で問題を抱えた。まだその問題は僕たちの背後に存在している」

「僕たちが戦えるクルマを用意できていると知れることは、本当に素晴らしいことだ。まだやるべきことは残っている」

 その作業の中心は主にシトロエンC3 WRCのサスペンションになるという。シトロエンが使用するサスペンションメーカーのオーリンズは、世界ツーリングカー選手権(WTCC)でも共に仕事をしてきた。現在は、根本的に存在しているWRCシトロエンの弱点を改善するために作業を進めているという。

 またミークは、メキシコでの勝利は特に自信に繋がったと語り、彼にとって印象強いイベントになったと明かした。

「メキシコで勝利を挙げたことは本当に素晴らしかった」

「でも、本当に素晴らしいと思えるのは、このラリーがおそらく弱点になるだろうと考えていた中で、やり遂げられたという事実だ。僕はこのラリーで優勝するなんて考えもしていなかった。滑りやすいグラベルラリーは、僕にとって得意とは言えないコンディションだった」

「しかし、メキシコで僕たちはただ優勝するだけでなく、イベント自体をほぼ支配できていた。また同じようにレースを展開できるようにしなければいけない。僕たちはコルシカ(第4戦)を来月に控えている。次は完全なターマックラリーだ。アルゼンチンとポルトガルにはグラベルラリーが混合しているが、ここでも悪い結果になったことはない」

 フランスのコルシカ島で行われるWRC第4戦ツール・ド・コルスは、4月6日から9日まで開催される予定だ。

David Evans