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沖展会員が作品解説 作家の心情に思い巡らせ

3/19(日) 11:55配信

沖縄タイムス

 春を告げる美術の総合祭典「第69回沖展」が幕を開けた18日、会場の浦添市民体育館は家族連れや芸術、工芸愛好家らでにぎわった。初日から沖展会員による作品解説会も始まり、来場者は作家の心情に思いを巡らせ、作品との距離を縮めていた。

 絵画の解説を担当したウエチヒロさん(70)は部屋を移りながら説明。「抽象画は画家の内面が表現されていて個性的。何が描かれているかと頭で考えるより、視覚的にこの色はきれい、この面は面白いという感じで見て」と助言した。

 熱心に耳を傾けた宇良宗博さん(49)=宜野座村=は「作家が何を考えているか、普段見えない視点を知ることができた」と話す。鑑賞は昨年に続き2回目。「いろいろな視点の作品があって興味深い」と感心した。

 書芸を解説した豊平峰雲さん(75)は「書道は表現の芸術」と断言。「文字をきれいに書くのでなく、優しさや強さなどのそれぞれの思いをぶつけている。作品を読むのでなく、感じて」と呼び掛けた。

 19日は午前11時に木工芸、午後2時に織物の解説会がそれぞれ開かれる。

最終更新:3/19(日) 11:55
沖縄タイムス