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米国がWBC日本戦に備え防御率1点台抑えのメランソンを緊急招集

3/20(月) 8:55配信

THE PAGE

 2日後にドジャースタジアムで行われるWBCの準決勝で日本が対戦する米国がジャイアンツのマーク・メランソン投手(31)を緊急招集する。複数の米メディアが報じた。今大会から導入された予備登録枠を使った選手入れ替えを利用するもので、準決勝、決勝で先発予定のないドリュー・スマイリー投手をメランソンと入れ替えるという。

 メランソンは、31歳の右腕。昨オフにナショナルズからFAとなり、4年総額6200万ドル(約71億円)でジャアンツと契約した。2009年にヤンキースでメジャーデビューを果たし、その後、アストロズ、レッドソックスで投げた。2013年にパイレーツに移籍後、クローザーとして安定した成績を残すようになった。
 昨年はパイレーツとナショナルズでプレーし、あわせて75試合に登板し、47セーブ、防御率1.64の成績を残した。通算168セーブで、カッターでゴロを打たせるピッチングが持ち味だ。

 サンフランシスコ・ゲート・ドット・コムによると、メランソンは、オフに高額契約で新天地のジャイアンツに移籍しており、ジャイアンツへの忠誠や新チームに慣れるため、当初は米国代表からの招集を一度は断った。しかし、準決勝進出を受けて、予備登録枠からの代表合流を決断したという。

 チームがメランソンの召集を決めた理由のひとつは、オープン戦での結果が良いこと。7試合に登板し、7イニングを投げて無失点。万全の状態でWBC準決勝に乗り込んでいく。
 
 メランソンの加入で米国のブルペン陣は大幅にパワーアップしたと言えるだろう。

 米国代表のリーランド監督は、これまでの試合では、インディアンスのアンドリュー・ミラーや、ホワイトソックスのデービッド・ロバートソンという抑え投手を積極的に投入して勝ちパターンを演出している。 サイドスローのパット・ニシェックもセットアッパーで起用され、まだ失点を許していない。16日のベネズエラ戦、準決勝進出を決めたドミニカ共和国戦では、アストロズの右腕、ルーク・グレガーソンを9回に投げさせている。米CBSスポーツでは、この大会で2セーブを挙げているグレガーソンを「そのまま抑えとして登板させる可能性もある」と伝えた。

 メランソンが、どこで投入されるかわからないが、米国はメジャーを代表する抑え投手たちを揃えて、総力戦で戦う準備を整えており、先発の出来次第では、早め、早めの継投策を取ってくるだろう。

 サンフランシスコゲート・ドット・コムによると、メランソンは、自らが最後の3つのアウトを取るイメージをしっかり描いているという。メランソンは「ワールドシリーズに勝ったかのように飛び回り、ユニフォームのボタンを外し、アローポーズやおじぎ、全部を組み合わせたい」と話したそうだ。

 MLBの公式ホームページは、この日、米国は、日本との準決勝に昨季16勝10敗のナショナルズの右腕、タナー・ロアークを先発させる予定で、決勝に進出した場合には、ブルージェイズの右腕、マーカス・ストローマンが先発する予定だと伝えた。

 安定感のある先発に加えて、メランソンの加入で、さらに強固となるブルペン陣。初優勝を手にするため超本気モードの米国に先手を取られると、日本は苦しい展開を強いられることになりそうだ。

最終更新:3/20(月) 11:38
THE PAGE