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タクシー運転手、諭して食事も “強盗”が自首

神戸新聞NEXT 3/20(月) 9:54配信

 兵庫県警飾磨署は20日、強盗未遂の疑いで住所不定、無職の男(25)を逮捕した。乗車したタクシーで金を奪おうとしたが、運転手が「こんなあほなことやめなさい」と一喝。レストランで運転手に話を聞いてもらい、自首したという。

 逮捕容疑は19日午前1時ごろ、姫路市神子岡前1で、タクシーの男性運転手(66)の髪をつかみ、毛抜きを突きつけて現金を奪おうとした疑い。

 同署によると、男は18日、同市内の更生保護施設を出所。出身地の東北に向かうための現金がなく、明石市内からタクシーに乗車し、支払いの際に「金を出せ」などと脅したという。

 運転手によると、「お金はない。こんなことはしないほうがいい」などと諭すと男は素直に従った。「帰るところがなく、ごはんも食べていない」と話したため、近くのファミリーレストランで食事をさせ、代金を払って19日午前2時ごろに別れたという。

 運転手は通報しなかったが、男は19日午後2時半ごろ、姫路駅南の交番に自首した。運転手は「まだ若いし先の人生がある。改心して生きてほしい」と話した。

最終更新:3/20(月) 17:55

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