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阪神・マテオ、怒りむきだし“満塁斬り”!金本監督「大好き。ケンカ腰で」

サンケイスポーツ 3/20(月) 7:00配信

 (オープン戦、ヤクルト3-3阪神=九回規定により引き分け、19日、神宮)おお、コワッ! 阪神は九回、上本博紀内野手(30)の失策もからんでヤクルトに追いつかれ、引き分け。ただ、マルコス・マテオ投手(32)が怒りの激投で逆転サヨナラ負けは防いだ。中谷将大外野手(24)は定位置奪取に向けて2二塁打を放ち、気を吐いた。

 怒! 怒! 怒! 怖い顔のマテオが、1球投げるごとにさらに怖い顔になる。テレビを見ていた方は、画面いっぱいの鬼の形相にチビリそうになったのでは?

 衝撃の“鬼マテオ”が出現したのは1点リードの九回。先頭の榎本に安打を浴びても余裕があった。が、上本の連続失策で無死満塁になると、怒りモードに突入。そりゃそうだろう。味方に足を引っ張られてしまったのだから。続く代打・上田への押し出し死球はかすった程度。微妙な判定に怒りMAXだ。こうなると抑えられない。

 「○※▽□!」

 叫ぶ。何を言ってるかは分からないが。ただ、そこからの集中力は恐るべし。沸騰するエネルギーを打者にぶつけた。これでもか! 食らえ! 自慢のスライダーを連投して荒木を空振り、谷内を見逃しの連続三振。最後は中村を三ゴロ。無死満塁サヨナラのピンチを怒りのマグマでねじ伏せた。今季は九回のドリスにつなぐ重要な役割を担うが、こちらが守護神でもいいくらいの勢い。球界の名場面風に表現すれば「マテオの25球」か。

 「あの場面は三振が一番いい結果だと思っていて、それができた。勢いに乗ることができた」

 試合後。すでに鬼の形相は消え、優しい“笑マテオ”がそこにいた。冷静に振り返れる、陽気でいい人になっていた。

 突然の守乱。逃げ切り失敗。本来ならマテオ以上に怒りモードになってもおかしくない金本監督は、意外にも大喜びだ。

 「きょうは、一番はマテオやな。あの怒りの投球ね。ああいう姿勢は、俺は好きだな。大好きやね。ケンカ腰で投げて。俺はいいと思うよ。1イニングをバーッと投げて。ああいう闘争心ね」

 大絶賛のオンパレード。闘志をむき出して投げる助っ投の姿に、今のタイガースに欠けている何かを感じた。

 「いい意味でブチ切れてくれた。あのガッツをチームに浸透させたいよ」

 みんな、見習え。マテオになれ! そうすれば、チームは変わる。変われる。性格的に絶対無理な選手もいるのは百も承知。それでも指揮官は心から願った。タテジマ戦士が鬼になることを。

最終更新:3/20(月) 7:00

サンケイスポーツ

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