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宿敵退けた稀勢の里=立場変え、先場所の雪辱-大相撲春場所

時事通信 3/20(月) 20:36配信

 新横綱と大関復帰を目指すライバル同士の一番。立場が変わって迎えた63度目の対戦は、稀勢の里に軍配が上がった。

 琴奨菊に前傾姿勢のまま密着されれば、危うくなる。相手の低い踏み込みに後退させられたが、逆転の布石はあった。

 普段とは逆の左足から踏み込み、頭から当たっておっつけていたのが効いた。両足が俵に掛かりながらも、威力のある左からの突き落としが決まり、「ぎりぎりのところだった」とひと息。がむしゃらに前に出た琴奨菊は、支度部屋に戻るなり、「くそっ!」と悔しさを隠せず声を上げた。

 稀勢の里が初優勝し、横綱昇進を決めた先場所で琴奨菊に唯一の黒星を喫したのは、くしくも同じ9日目だったが、「しっかりやろうと集中した」。心が乱れることはなかった。

 二所ノ関一門の連合稽古などで、今場所前も手合わせした。2人の地位は変わっても、お互いに手の内は知り尽くしている。勝負は2秒ほどで決したが、立ち合いからの出足に懸ける元大関と、馬力を見せた新横綱の持ち味が凝縮されていた。

最終更新:3/20(月) 20:40

時事通信

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