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朴槿恵前大統領が地検に出頭、容疑者として取り調べに着手 朴氏「国民に申し訳ない」

産経新聞 3/21(火) 9:36配信

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パククネ)前大統領が21日午前、友人の崔順実(チェスンシル)被告の国政介入事件の共犯として事情聴取を受けるため、ソウル中央地検に出頭、検察が容疑者として取り調べに入った。検察が「疑惑の中心」とみてきた朴氏への聴取が憲法裁判所による罷免決定で疑惑発覚から約5カ月たって実現した。

 ソウル江南(カンナム)区にある自宅から午前9時25分ごろ、地検に到着した朴氏は、報道陣を前に「国民の皆さまに申し訳なく思う。誠実に聴取に臨む」と述べ、庁舎に入った。

 朴氏は、最大財閥のサムスングループから崔被告側への巨額支援をめぐる収賄など13件に上る容疑が持たれており、取り調べは長時間に及ぶ見通し。

 朴氏は大統領府を退去した12日、「真実は必ず明らかになると信じている」と罷免決定に不服を示すかのようなコメントを表明。取り調べでも事件への関与を全面的に否認する可能性が高い。検察が聴取後に逮捕に踏み切るか、在宅起訴にとどめるかを判断する。

 昨年の疑惑発覚後、朴氏は国民向け談話で、捜査への協力を表明しながら、検察や、政府から独立した「特別検察官」(特検)の聴取をいずれも拒否。だが、罷免で不訴追特権を失い、取り調べに応じざるを得なくなった。

 朴氏は、サムスン側からの約433億ウォン(約43億円)の収賄容疑に加え、崔被告が実質支配した財団への計約774億ウォンの出資を大企業に強いた強要容疑、大統領府の秘書官を通じて機密文書を崔被告に渡した公務上機密漏洩(ろうえい)容疑などが持たれている。収賄罪で起訴され、有罪となれば、最高で無期懲役となる。

 朴氏は全斗煥(チョン・ドファン)氏、盧泰愚(ノテウ)氏、盧武鉉(ムヒョン)氏に続き、検察から取り調べを受ける4人目の大統領経験者。

最終更新:3/21(火) 11:25

産経新聞

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