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NASA、トランプ政権下で小惑星サンプルリターン「ARM」キャンセルか

3/21(火) 8:01配信

sorae.jp

これでもマシな方だったのでしょうか。トランプ米大統領を迎えた米国政府は2018年度の予算案を発表し、それによればNASAは全体で0.8%の予算カットが予定されています。またこれによりNASAの教育プログラム、そして小惑星サンプルリターン計画「ARM」のキャンセルなどの影響が予測されているのです。
 
まず「ARM計画(Asteroid Redirect Mission)」ですが、これは探査機によって小惑星から岩石を採取し、月のそばに移動させた後に宇宙飛行士によってサンプルを採取し、地球へと持ち帰ろうというもの。もともと計画はオバマ政権のもとでスタートし、将来的な火星探査に役立つとも謳われていました。しかし、その科学的な価値には議論もあったようです。

さらに、先行きが不透明になったプロジェクトもあります。NASAは「木星衛星エウロパへの着陸船ミッション」を構想していたのですが、こちらは着陸船(上画像)に対して予算がつかなくなる予定です。ただしこれによってプロジェクトが中止されたわけではなく、今後の動きによっては計画が復活する可能性もあります。
 
軍需産業への予算増加とは対照的な、科学分野での予算カット。NASAはまだその予算減を免れている方だとはいえ、科学者のため息が聞こえてきそうです。

最終更新:3/21(火) 8:01
sorae.jp