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トランプ大統領、メルケル首相との握手に応じなかった裏には……

3/21(火) 11:20配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
3月20日(月)放送の「BREAKFAST NEWS」コーナーでは、ジャーナリストの仲野博文さんに、先日ホワイトハウスで行われたトランプ大統領とドイツのメルケル首相との首脳会談について話を伺いました。

2月10日(現地時間)に日米首脳会談を行った際、安倍首相と約20秒握手したトランプ大統領でしたが、今回、記者団からメルケル首相と握手を求められるも応じず。アメリカとドイツの関係がオバマ前政権時とはまったく異なっていくのでは……との懸念が浮き彫りに。

ドイツの現地メディアは今回の首脳会談について「両者の間に温かい雰囲気はまったくなかったものの、あまりにも政治的な距離がありすぎたわけではなかった」と微妙なニュアンスで報じていたと仲野さん。

オバマ前政権時のようにパートナーシップを期待するのは非常に難しいが、外交や経済問題、さらには安全保障に関しては、時間をかければ交渉の余地があるとの期待感も若干ながら、現地では抱かれているようです。

とはいえ、「そうは言っても、お互いに相容れない部分もあるのでは?」と中西から質問が飛ぶと、保護主義を進めようとしているアメリカと自由貿易を進めようとしているドイツを中心としたEU各国との対立という側面もありつつ、「今一番問題になっているのはNATO(北大西洋条約機構)なんです」と仲野さんは話します。

アメリカとヨーロッパ諸国の間で条約が締結されている北大西洋条約機構ですが、トランプ大統領は加盟国に対して防衛費として公平に分担金を払うべきと主張。NATO加盟国の軍事費を2024年までに国内総生産(GDP)比2%と定める取り決めが行われたが、実際にそれを超えているのはアメリカを含めてまだ5ヵ国だけ。

そのため、ドイツに分担金を迫るトランプ大統領が、これらの取り決めや仕組みを“まったく理解していないのでは?”という声がアメリカ国内外から挙がっています。仲野さんも「NATOの分担金に関してはトランプ政権内部の閣僚とトランプ大統領の間で意見がまったく異なっている状態なんです」と、現地での反応について話してくれました。

(TOKYO FMの番組「クロノス」2017年3月20日放送より)

最終更新:3/21(火) 18:31
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