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富山の地酒ファン拡大へ 飲みやすさにこだわった新酒発表/富山

3/21(火) 9:33配信

チューリップテレビ

 県酒造組合が、地元の酒米を使って「オリジナル日本酒」を開発しました。富山の地酒ファンの拡大を狙った新たな取り組みです。

 県酒造組合は、今月17日、県内の酒蔵が開発した2種類の新しい日本酒を発表しました。
 これは、女性や若い世代にも気軽に飲んでもらえる日本酒を作ろうと、県の支援を受けて、酒造組合が取り組んだものです。
 今回は2種類とも、「飲みやすさ」にこだわり、桝田酒造店(ますだしゅぞうてん)は、にごりタイプのスパークリングを、そして、玉旭酒造(たまあさひしゅぞう)は、低アルコールの日本酒と、それぞれ富山の地酒の殻を打ち破った新しい酒を開発しました。
 低アルコールの日本酒をつくった富山市八尾町の玉旭酒造です。
 今年1月、蔵では、静かに新しい日本酒の発酵が進んでいました。
 この日本酒の発酵に使われているのが、チューリップの酵母です。
「アルコール度数の低いお酒にする時にチューリップ酵母の甘み酸味が生かされてくると考えたので今回チューリップ酵母を使用することに決めました」(玉生社長)

この酵母は、10年以上前に、玉旭酒造と県食品研究所がチューリップの花粉から発見した野生の酵母で、味のバランスが難しい低アルコールの酒に爽やかな甘みとキレのある酸味をもたらします。

「日本酒というよりは甘口のシェリー酒のような感じになると思います。甘み酸味そして旨みどっさりそういう形を考えている」(嶋杜氏)

チューリップをイメージしたラベルも斬新で、共鳴を意味する「エコーズ」と名づけられました。
 玉生社長インタ「満寿泉(ますいずみ)」で知られる桝田酒造店がつくったにごり酒のスパークリング、酸味と甘みのバランスが絶妙で和製のシャンパンのような趣のある日本酒です。
 完成披露式でも、乾杯の一杯として、出席者にふるまわれました。
 アルコール全体における日本酒のシェアは、チューハイやワインの台頭で、年々減少していて、すでに25年前の半分以下となっています。
 日本酒ファンの裾野を広げるため、県酒造組合では、従来のイメージにとらわれず、今後も地酒の新しい魅力づくりに取り組みたいとしています。

チューリップテレビ