ここから本文です

「野生生物の宝庫を破壊」 高江工事でノグチゲラの巣作りした木、伐採か

3/21(火) 8:00配信

沖縄タイムス

 【国頭・東】東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設工事で、国の特別天然記念物ノグチゲラが巣を作ったとみられる木が伐採されていたことが分かった。写真で確認した専門家は「野生生物の宝庫を破壊した」と批判した。

この記事の他の写真・図を見る

 現場は、沖縄防衛局がヘリパッドG地区と宇嘉川河口を結んで建設した国頭村安波の歩行訓練ルート沿い。道路際の土留めとして置かれたイタジイの伐採木に縦11センチ、横8センチほどの穴が開いていた。ヘリパッド建設に反対する市民が撮影した。

 ノグチゲラなどの観察を約50年続ける「やんばるの自然を歩む会」の玉城長正代表が写真を確認した。穴の入り口下部が親子の出入りで削られているなどの特徴があり、実際に巣作りをした木と判断した。穴の周囲にある樹皮の盛り上がりから、利用後数年たったとみられるという。

 防衛局は取材に「事前の調査では整備範囲に営巣や巣跡は確認されなかった。人工営巣木や採餌(さいじ)木を設置するなど最大限配慮している」と説明した。

 ノグチゲラはやんばるの固有種で、国際自然保護連合(IUCN)が危機的絶滅危惧種に分類している。(北部報道部・阿部岳)

最終更新:3/21(火) 10:15
沖縄タイムス