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世界長者番付2017発表! ビリオネア史上最多も、広がる格差社会

3/22(水) 20:30配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
3月22日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」コーナーでは、元通産省官僚、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんに「格差社会」について話を伺いました。

先日、アメリカの経済誌「フォーブス」による2017年版の世界長者番付が発表されましたが、資産総額が10億ドル(約1125億円)を超える富豪は2043人と、史上初めて2000人を超え、全体では米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさんが、保有資産860億ドルと4年連続の首位を獲得しました。

今回発表された番付の印象について「格差が拡大しているなという一言に尽きます」と岸さん。その理由について、社会的に進むグローバル化、そしてロボットやAIなどデジタル化の普及が背景にあると話します。

さらには、グローバル化とデジタル化が進めば進むほど、優秀でクリエイティブなアイデアを持っている人とそれに投資できる資産家に富が集中し、その格差は一方的に拡大していく傾向にあると岸さんは分析し、「富の再分配をしっかりと政策でやるべきなのに出来ていない」と指摘。

それが顕著に現れたのが3月15日に行われたオランダ総選挙だと岸さん。今までオランダの政権を担っていた政党が議席数を伸ばせず「人々が政党に見切りをつけたのだと思う」と見解を述べました。

また、今回の世界長者番付を国別の富豪数で見てみると、1位のアメリカが565人なのに対し日本は33人と非常に少なく、その理由について岸さんは「日本でグローバル化とデジタル化がそこまで進んでいないから」と説明。

逆に、今後このふたつが進むことによって日本でもビリオネアが増え格差が広がる可能性があると警鐘を鳴らし、「格差の縮小と富の再分配はとても重要、個人的には憲法改正よりも大事なのでは……」と持論を展開しました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年3月22日放送より)

最終更新:3/23(木) 8:28
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