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【大相撲春場所】稀勢の里全勝 単独トップで“ノルマ”上方修正

東スポWeb 3/23(木) 11:31配信

 大相撲春場所11日目(22日、大阪府立体育会館)、新横綱の稀勢の里(30=田子ノ浦)が幕内嘉風(35=尾車)を送り出して11連勝。全勝同士で並んでいた弟弟子の関脇高安(27)が1敗に後退し、優勝争いで単独トップに立った。取組後は「集中してやれたので、いいんじゃないの。今日は今日。明日は明日」と残り4日間へ向けて表情を引き締めた。

 新横綱ながら初日から連勝街道を突き進む姿に、周囲の評価は日ごとに高まるばかり。日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)は「ここ一年で粘り強くなった。押し込まれても勝てるのは、力がついてきているということ」。大阪の東西会(溜会)の重鎮で、横綱審議委員会の岡本昭委員(岡安商事最高顧問)も「稀勢の里からは横綱の覚悟が感じられる」と絶賛した。

 同委員は場所前の時点では新横綱の最低限の“ノルマ”として「準優勝(優勝次点)」を求めていたが(本紙既報)、今回の快進撃を受けて上方修正。「(今場所で横綱の責任を果たしているのは)稀勢の里しかいない。ここまできたら、今場所は絶対に優勝しないといけない。見ているファンも皆がそれを望んでいる」と力説した。

 今場所は「4横綱時代」の幕開けとしても注目を集めたが、フタを開けてみれば白鵬(32=宮城野)が序盤戦で途中休場し、鶴竜(31=井筒)と日馬富士(32=伊勢ヶ浜)は中盤戦までに3敗目を喫してV戦線から脱落。横綱の権威を保つためには、もはや稀勢の里が優勝するしかない。他の横綱陣がふがいないぶんだけ、新横綱が大きな責任を背負うことになった格好だ。

最終更新:3/23(木) 11:56

東スポWeb