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「毎日、自宅で仕事できたらいいのに!」を実現すると、どうなる?

3/23(木) 19:00配信

BuzzFeed Japan

創業9年、社員は4人、オフィスはなし。顔を合わせるのは年に一度の忘年会だけ。

「日本国語大辞典」「大辞林」などのアプリを開発する「物書堂」はそんな会社です。フリーランスの集合ではなく会社全体で、創業期だけでなく長期的に、完全リモートワークを実現しています。【BuzzFeed Japan / 山崎春奈】

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「自宅で仕事するの、最高ですよ。もっと増えたらいいのに!」

廣瀬則仁社長はサラリとそう言いますが、業務を進める上で大変なことはないのでしょうか? 効率的にすすめるために、工夫していることは?

世界が認める“美しい”辞書アプリ

物書堂が生まれたのは、日本で初めてiPhoneが発売した2008年。黎明期から一貫してiOSアプリを作り続けています。

これまで50本以上の辞書や図鑑のアプリをリリースし、累計ダウンロード数は100万本を超えました。

最大のヒット作「大辞林」は動きの美しさに定評があり、AppleのTVCMでも取り上げられました。辞書好きのあいだでも「物書堂さんなら安心」と信頼の厚い開発チームです。

今年1月には、日本最大の国語辞典を元にした「精選版 日本国語大辞典」をリリース。「ついに出た」「即買い以外にないですよ」と辞書ファンのあいだで話題を呼びました。

オフィスはなし、全員リモートワーク

エンジニアとして活躍していた廣瀬さんが物書堂を立ち上げ、独立したきっかけは、携わっていたMac向けのワープロ「egword」の開発が終了し、チームが解散したこと。

2人で立ち上げた会社に前職のメンバーも加わり、現在社員は4人になっています。

廣瀬さんが日々働く“オフィス”は東京都内の自宅の一室。

他のメンバーも都内某所、筑波、横浜とそれぞれ別々の場所で働いており、「全員自宅勤務、全員リモートワーク」です。週に一度、Skypeを使ったミーティングをおこない、進捗を確認しています。

全員が集まるのは、年にたった一度、忘年会の時だけ。「会う度に『久しぶり!』ですね」。

この働き方が可能なのは、各自が独立性高く業務に取り組んでいるから。開発にあたって、各アプリごとに一人のエンジニアが担当する形をとっています。

「精選版 日本国語大辞典」も30万項目、約30万用例が収録されている大ボリュームですが、こちらも一人で担当し、約8週間で開発したそうです。

経営者視点で見ても「オフィスの固定費がないのは経営を安定させる上でかなり大きいです」。社員の交通費や、接待などの交際費もほとんど必要ないのもメリットだそうです。

「当然、僕らのやり方が必ずまねできるわけではないですが、業務の切り分け方ひとつでリモートワークのしやすさは変わると思います。『全員リモートワーク、全員自宅勤務』は経営的に精神的にもメリットは大きいですし、もっと広がればいいのに、と個人的には思いますね」

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最終更新:3/23(木) 19:38
BuzzFeed Japan