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【F1】ストフェル・バンドーン「困難なシーズンインを迎えるチームを支えたい」/motorsport.com独占コラム

3/23(木) 18:07配信

motorsport.com 日本版

 ストフェル・バンドーンは、2017年シーズンのマクラーレン・ホンダのレギュラーシートを射止めた。レギュラードライバーとしての初シーズンに臨むバンドーンは、どのようなモチベーションで日々戦っていくのか? 彼の心情を綴ったmotorsport.com独占コラムがスタート。まずは開幕の時を待つ気持ちを語ってもらおう。

【写真】2016年スーパーフォーミュラ最終戦レース2で優勝を果たしたバンドーン

全く新しい経験

 2017年のオーストラリアGPは、僕にとって初めてのF1レースというわけではない。でも、2017年シーズンの正式なF1ドライバーとしてメルボルンを訪れるということは、僕にとって全く新しい経験になると感じている。

 昨年、僕はリザーブドライバーとしてオーストラリアGPに参加した。でも今回はマクラーレン・ホンダのレギュラードライバーとしてアルバート・パークにいる。それはとても刺激的な挑戦だ。

 モチベーションを保ち続け、自分自身をここまで突き動かしてこれたのは、”F1でレースするチャンスを掴むんだ”と常に思い続けてきたからだ。それに日本でレースをしていた昨年は、胡座をかいていられるような状況では全くなかった。

 スーパーフォーミュラは競争力の高いマシンによって争われる、レベルの高いシリーズだった。そこで良いパフォーマンスを発揮するために、チームと共に懸命に働くことが、僕にとって大きなモチベーションになっていたんだ。

 最後には優勝することができて、マクラーレン・ホンダとドライバー契約を交わすことができた時は、ある意味ホッとした。その時の僕は何も為す術がなかったんだ。

 これまでのキャリアの中で参戦してきたほとんどのカテゴリーで、僕は勝つことができたし、どんな時もチームと共に懸命に働いた。だから、(F1チームの)シートを獲得できた時は達成感に満ち溢れていたよ。

高速化した新たなマシン

 2017年シーズンは、高速化した新しいマシンが導入されたことにより、いわばF1の新しい時代の幕開けとなるだろう。

 バルセロナで感じた新しいマシンの印象はかなり良かった。間違いなくとても速くなったし、そのラップタイムもかなり印象的だ。

 僕らドライバーからすれば、マシンが高速化し、強くプッシュできるようになることはとても嬉しいことだ。ついにF1はジュニアシリーズと比較できないほどのレベルに戻ることができたと僕は思う。F1は他のどのカテゴリーよりも約10秒も速いんだ。

 ドライバーにとっても大きな挑戦だ。昨年のマシンに比べると、今年のマシンはかなりタフだ。長時間に渡るレースや猛暑でのレースはかなり困難なものになると思う。

 テスト中には、身体的な問題は感じられなかった。なぜなら僕は冬で一生懸命準備し、新しいマシンを操縦するために万全を喫していたからね。それに日本のスーパーフォーミュラも高速で、コーナリングスピードが高かったから、その経験も活かすことができた。

 もちろん、マクラーレン・ホンダのシーズン前テストは、僕たちが望んでいたほど良くなかったし、とてもじゃないけど、準備が整っていたとは思えなかった。

 でも、僕はマクラーレンをとてもよく知っている。マクラーレンはシーズン前からアドバンテージを持っているんだ。だから仕事をする準備ができていると感じている。

 簡単に行く状況でないことは、チーム全員が理解している。でも逆にそれだけチームは、競争力を持った人々が集まっているということだ。できるだけ早くトップに戻りたいと思っている。

 現状は厳しいけど、でも僕たちはそれを最大限に活かさなきゃならない。僕たちは協力し合って、チームを正しい方向に導き、正しい方向へ開発を進められるためにように強くプッシュしている。

 うまくいけば、いつか報われる時がくるだろう。

Stoffel Vandoorne