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「どうしてなのか割り切れない思い」森友学園・籠池理事長が会見

3/23(木) 19:50配信

AbemaTIMES

 きょう午前の参議院予算委員会、午後の衆議院予算委員会での証人喚問に続き、学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。

 「日本人の持つ閉塞感、“窮屈の根源“がここにあるのではないか。わけがわからんことが起こってるなあ」と話し始めた籠池氏。瑞穂の國記念小學院の設置手続きや森友学園の教育内容について「不行き届き、反省すべき点は反省し謝りたい。行政の指導を受けながら改善を図っていきたい」としながらも、「私だけをトカゲの尻尾切りのように、罪をかぶせ」「わけのわからない空気、力が動いていて、それによって物事が進み、そして無くなっていってしまっている。それは何なのか。真相を究明いただくということが重要」と訴えた。

 また、安倍首相、昭恵夫人については「森友学園に共感するという内容の発言をしていたにも関わらず、態度が変わってしまった」「どうしてなのか割り切れない思い」と述べた。

「いい方向の、凄い瞬間風速の“神風“が吹いたが、一気に逆風になった。またこれがいい方向の神風になるかどうか」と苦笑いした籠池氏。「安倍首相が口利きをしたのか」という質問に対して「そういうことではなく、財務省の官僚の方々など、周辺の人々が忖度したということ。逆風が吹いたのも、安倍首相の心を逆に忖度したということ」と話したが、通訳者が“忖度“という言葉の英訳に苦戦する一幕も。

 海外メディアからは、「籠池氏の言うことが本当であれば、ウソを付いていることになる。辞任したほうがいいと思うか」との質問が出た。
これに対し「非常に胸が痛い質問。私は本来、安倍首相が好きなんです。立派に職責を果たしていただきたいという思いはある。ただその風がどのように吹いていくのか。私にはわかりません。神のみぞ知る。本人が決定すべきこと」とした。

教育勅語、保守主義についての質問も

 また、塚本幼稚園の運動会において、園児たちに中国・韓国に対する批判的な言葉を述べさせていたことについて問われると、尖閣問題、竹島問題、慰安婦像問題が念頭にあるとし、「日本人がそんなに悪いことをする民族なのか、ということ。日本人は良いところも悪いところもあるが、性善説で動く人間。全く悪いということは考えられない。次の世代を担っていく子どもたちには本当のことを教えておかないといけない。歴史教科書に偏ったところがあって、きちっとしたことを教えられていない」とし、教育方針について説明、「中華人民共和国の公船が我が国の領土に入ってきた。これは泥棒が人の家に入ってくるのと同じだ。言わなければ侵略されてしまう。日本人は優しいのだが、いけないことはいけないと子どものうちに認識しないといけない。大人になって判断基準が狂う」と持論を展開した。

 さらに「天皇陛下の生前退位問題が議論されるなか、教育勅語を使って騒ぎを起こすのは不敬罪にあたるのではないか。真の保守主義であれば、なぜ園児たちにギミックのようなことをして教育したり、安倍夫妻に迷惑をかけたりするのか」という質問には、「天皇陛下と教育勅語の関係はあまりないのではないか。これは既に子どもたちや多くの日本人に対する道徳律。古いマスコミの方がおっしゃるような、軍国主義に結びつくようなものではないと確信している。私は保守主義です。ただ全て清濁併せ飲んでの保守主義ではない。良いものは良い、いけないのはいけない、ということだと思っています。安倍首相には日本国民として期待していますが、やはりその政府の中でどういう事が起こっていたのか見極めていかないと、日本国民が困ることになるのではないかと思っている」と答えた。

 マスコミの取材攻勢に籠池理事長は、「カメラやビデオの恐ろしさを感じた。日本国の場合、御皇室を前に出していきますと、どうも軍国主義と間違われる。天皇皇后両陛下を尊敬するのは軍国主義とは関係ない。私たちをとんでもないやつらだというのはお止めいただきたい。ヘイトスピーチとか虐待とか叩かれたが、我々学園では虐待は全くありません。決してヘイトなんかあるわけがない」と主張。「大阪は雑多な土地。いろんな人がいて、いろんな文化が交じり合うのは当たり前。その中で日本文化に触れ、学んでいってほしいと思うのは当然のこと。教育方針と合わないのであれば、最初から入ってこないんじゃないですか?」「行き過ぎた愛国心ではなく、普通の愛国心は必要」と話した。

最終更新:3/23(木) 19:54
AbemaTIMES