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7割が低賃金に不満 半数以上が不払い残業 沖縄タイムス・働き方調査

3/23(木) 8:00配信

沖縄タイムス

 県内の労働実態を追った本紙連載「『働く』を考える」に合わせて沖縄タイムスは働き方に関するインターネットアンケートを実施した。1月10日~3月2日までの約50日間で893人から有効回答を得た。現在の働き方に「大変不満」「やや不満」と答えた人の割合が約70%に上った。不満の理由(複数回答)では「仕事内容に対して賃金が低い」が約69%(425件)と最多で、多くの人が賃金に満足していない現状が浮き彫りになった。(学芸部くらし班・榮門琴音、座安あきの、高崎園子)

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 連載への感想や現状への不満など自由記述にも多くの意見が寄せられ、関心の高さがうかがえた。

 残業代では「満額支給される」が37・9%だった一方、「まったく支給されていない」が30・1%あり、「一部支給」「支給される時とされない時がある」と合わせると不払い残業は半数を超えた。残業の理由では「仕事量が多すぎて就業時間内に終わらない」が61・7%で最多、次いで「客・取引先の都合」11・5%、「帰れない雰囲気がある」7・6%などだった。

 働き方の不満の理由(複数回答)では「賃金が低い」のほか、「将来設計ができない」(42・0%)、「精神的にきつい」(41・8%)、「有給休暇が取りにくい」(39・4%)、「身体的負担が大きい」(33・7%)、「労働時間が長い」(27・2%)、「正規職員・社員になれない」(22・4%)などが続いた。

 職場を二つ以上掛け持ちしている人が11%の99人おり、複数の収入源を求めて生活をやりくりしている実態があることが分かった。

 手取り月収平均は(経営者除く)正規が約21万円、非正規は約13万円となり、8万円の差があった。業種別の正規の平均月収でもっとも低かったのは「卸・小売業」の16万8千円(非正規は10万8千円)。一方、雇用形態で月収差が大きかったのは「行政職」で正規26万3千円に対し非正規は12万6千円だった。

 労働基準法で規定され、休んでも賃金が支払われる年次有給休暇が「ある」が75・4%に対し、「ない」は24・6%あった。

最終更新:4/19(水) 20:00
沖縄タイムス