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【特集】半分の心臓で… 73歳の男性がマラソンに挑戦!

3/23(木) 16:22配信

毎日放送

日本人の死因で大きな割合を占める「心筋梗塞」。一命を取りとめた場合も、食事や運動制限など生活が大きく変わるイメージではないでしょうか。そんななか、“心臓リハビリテーション”という考え方が最近注目を集めています。このリハビリを続けた結果、病気で心機能の半分を失った男性がマラソン大会に挑戦するまで回復しました。

男性を襲った「急性心筋梗塞」

軽い足取りでランニングする男性、林昭弘さん73歳です。

「今脈拍はどうですか?」(運動指導士)
「134」(林さん)

周りにいるのは主治医と運動指導の専門家や看護師。林さんの脈拍や体調をこまめにチェックしながら一緒に走ります。なぜそこまでするかというと、林さんは心臓の半分が全く動いていないからです。

「きょうは走り始めに脈がドーンと上がってしまったので、ちょっとペースを抑えめにして走ってもらった」(主治医)
Q.体力的なしんどさは?
「変わらなかった」(林さん)

林さんはいま、ほとんど生活に制限はありません。心臓が半分しか動いていないとは一見、信じられませんが…発作は8年前に起きました。趣味のゲートボールの試合に出ていたとき、突然、胸に痛みを感じました。その場ですぐに寝転んで休んだそうです。しかし痛みは治まらずその後、意識を失いました。

「ものすごい痛かった。瞬間的に針でつかれたような痛み」(林昭弘さん)

周りが異変に気付き病院に救急搬送されすぐに緊急手術を受けました。病名は「急性心筋梗塞」。一命を取りとめたものの、発作が起きてから治療開始までかなりの時間が経っていたといいます。

「3時間くらい経っていた…」(林昭弘さん)

心臓は全身に血液と酸素を送るポンプの役割を果たしています。林さんは心臓のなかでも、とりわけ重要な血管が詰まりました。治療を受けるまでの間、詰まった血管から先に酸素や血液が送られず心臓の筋肉が壊死してしまいました。壊死した部分は二度と動きません。発作が起きてから治療を受けるまで数時間かかったため、林さんの心臓は約半分が壊死していたといいます。

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最終更新:6/23(金) 20:34
毎日放送