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福井県大野市がグリーン・ツーリズムで伝える里山の魅力

3/24(金) 6:40配信

ZUU online

福井県は、日本総合研究所が実施する幸福度ランキングで1位を獲得し、移住先として人気を集めています。

地域創生といえば、移住についての支援制度で地域の活性化を図る自治体が多いのですが、福井県大野市ではグリーン・ツーリズムというものを通して地域の活性化を目指しています。

このグリーン・ツーリズムとはどのようなものなのでしょうか。福井県大野市の取り組みについて紹介します。

■福井県大野市とは

福井県大野市は、福井県での一際大きな市で名水のまちとして有名です。「本願清水(ほんがんしょうず)」は、平成の名水百選にも選ばれたことがあり、現在でも生活用水として多くの家庭で利用されています。清らかな水だけでなく、自然豊かな地域としても有名です。大野市の面積の約9割を森林が占めており、自然豊かな地域といえます。

また大野市には、山の上に越前大野城があります。越前大野城は「天空の城」としても有名で、大野市はその城下町として栄えてきました。京都や奈良のように碁盤の目に広がる城下町には、数多くの寺院が立ち並んでおり、歴史情緒あふれる町並みがあります。

■自然と人とを「まんまる」につなぐ

そんな自然資源に恵まれた大野市では、大野市への興味関心を高めてらおうと、2005年4月に「奥越前まんまるサイト」を設立しました。

奥越前まんまるサイトでは、豊富な自然資源に触れ、もっと福井県のことを知ってもらうために「エコグリーンツーリズム」という取り組みを行っています。

グリーン・ツーリズムとは、長期的なバカンスを堪能することが多いヨーロッパ付近で普及した旅のスタイルです。農林水産省では、「農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」としており、日本でも新しい旅の形として幅広い世代から関心が寄せられています。

大野市では、エコグリーンツーリズムへの参加者などを対象とした宿泊施設を用意しています。この宿泊施設は1泊2日から利用が可能で、価格も1人2,000円からと手頃な価格で利用しやすくなっています。

■エコグリーンツーリズムの取り組み

エコグリーンツーリズムでは1年を通してたくさんのアクティビティを実施しています。いくつか紹介しましょう。

● スノートレッキング
積雪量が毎年1メートルを超える大野市では、1~2月に県立の自然公園や放牧場でスノートレッキングを行っています。広大な白い雪の斜面をそりで滑り降りたり、柔らかい雪を踏みしめながら走ってみたり、雪のテーブルの上でおやつを食べたりと、雪の中での遊びを楽しめます。

● 渓流のぼり
春から8月頃にかけて、六呂師高原から15分ほどの渓流で、渓流トレッキングを行うことができます。都会の生活では渓流のぼりを体験できる機会はほとんどありません。渓流のぼりは降水状況などで水量が変化することで難易度が変わります。そのため、何度も体験したくなるアクティビティの一つです。

他にも、秋には落ち葉を集めて焼き芋をしたり、自然のなかでヨガを行ったりなど、さまざまなアクティビティがあります。

■エコグリーンツーリズムを通して地域の活性化へ

大野市はこの取り組みを活かして、市のブランドの展開や観光の活性化を目指しています。さまざまな体験を通して、リピーターとなる観光客を増やしていくことで大野市の交流人口を増やし、観光資源を中心に地域の活性化を進めていこうとしています。

また、大野市は観光客と市民との交流の活性化も目指しています。長期にわたって観光客が市民と触れ合うことで、観光客だけでなく市民にとっても既存の観光とはまた違った影響があります。交流の活性化が、地域の活性化につながると考えているのです。

エコグリーンツーリズムでは、その地域でさまざまな体験ができることが魅力です。体験を通して地域の方々の豊富な経験と知識に触れることは、都市圏の方にとって大きな刺激となり、普段の生活をリフレッシュするきっかけになるかもしれません。(提供:nezas)

最終更新:3/24(金) 6:40
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