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共英製鋼、異形棒鋼の4月販価3000円上げ

3/24(金) 6:01配信

鉄鋼新聞

 異形棒鋼最大手の共英製鋼(本社・大阪市、社長・森光廣氏)は23日、4月の異形棒鋼販売価格を枚方(大阪)、名古屋、山口の全事業所で3千円値上げすると発表した。12月以降5カ月連続の値上げ。製品市況は切り上がってきているが、メーカー販価の値上げ浸透が再生産可能な価格水準まで至っていないため4月についても実行価格を引き上げる。

 同社などメーカーは、原料の鉄スクラップ価格が約2年半ぶりの3万円台と高値水準にあることや、合金鉄、電極など副資材価格、エネルギーコストの上昇で採算が一段と厳しくなっている。このため同社では4月からの新年度に向けて「もう一段上のステージでの市況形成が必須」として値上げを継続する。
 同社によると、本格的な鉄鋼需要の回復は遅れているが、全国の鉄筋コンクリート(RC)造の着工床面積は5カ月連続の前年同月比プラスで推移しているほか、新年度からは大型案件が動きだす見通しという。
 一方、原料市況は、中国の鋼材・半製品輸出減で国際的なスクラップ需給は引き続きタイト。当面スクラップ価格は大きく下がらず、高値水準が続くと見通している。
 メーカーによると、異形棒鋼価格は、関東や九州で6万円固めからさらに上値に向けて動いているほか、関西でも5万8千円から6万円固めに動き始めており、今後、需要家の買い出動に連動して一段高も予想される。

最終更新:3/24(金) 6:01
鉄鋼新聞