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【F1】ロス・ブラウン「必ずF1を良いものにするので安心してほしい」

3/24(金) 18:18配信

motorsport.com 日本版

 今年F1のスポーティング面のマネージング・ディレクターに就任したロス・ブラウンは、ファンが今年のF1に失望した場合は、来年に向けてチームやFIAと協力してF1を改善していくつもりだという。

【写真】ブラウンの嫌うシャークフィン。初登場は2008年(イラストは当時のルノーのマシン)

 2017年シーズンは、レースをより面白いものにするために、新たなレギュレーションを用いている。だがこれによって、オーバーテイクが難しくなり、エキサイティングなバトルができなくなってしまうおそれがある。

 しかしブラウンは、もしファンがオーバーテイクの減少に失望しても、F1の新オーナーであるリバティ・メディアがそれを黙って見ていることはないと話した。

「もし今年、我々が(オーバーテイクの減少に失望している)ファンの反応を見ることになったら、それは私たちの考えていたことがF1にとって良いものではなかったということだ。その時は我々の考えを見直し、すべての物事をより良くしていくつもりだ」とブラウンは、開幕戦に向けて語っていた。

「もし我々が、レースが本来あるべきレベルに到達しておらず、面白くないと感じたら、解決策を見つけるためにチームやFIAと協力して仕事と進めて行くつもりでいるので、安心してほしい」

空力の再検討が必要

 ブラウンは長きにわたり、F1は空力のコンセプトを再検討する必要があると考えてきた。というのも彼は、マシンのダウンフォースをもっと増やし、なおかつ前のマシンに近づくことができるマシンを作る方法があると考えているのである。

「現在のエアロダイナミクスの形状を考えると、今のマシンは非常に複雑な車体構造をしていて、それが車体の周りに乱流を生み出している」

「つまり、前のマシンの乱流に捕まると、すぐにそれに苦しむことになるということだ」

「マシンのスピードや素晴らしいレースを提供するために、空力のパワーを使うことができるレギュレーションを考えることができるのか、また影響を及ぼすことなく、マシンが接近してレースをすることができるかどうか、ということを考えなければならない。それが私の野望であり目標である」

「世の中には、素晴らしい空力のパフォーマンスを発揮しながらも、お互いにバトルができているマシンもあると聞いている。その例がスポーツカーやインディカーであり、それらのマシンは(空力面で)それほどひどく苦しんでいない」

「適切に協力し合っていけば、正しい方向に向かうことができるだろう。それについては自信を持っている」

中団チームの勝利も可能に

 またブラウンは、グリッド上にはもっと多くのチームが必要だと話した。

「グリッドの先頭から最後尾まで、チーム間の実力差を均等にしなければならない。そうすれば素晴らしいドライバーやフォースインディアのような中団チーム、実力のあるプライベートチームなども勝てるだろう。現時点ではこれが可能だとは思わないが」

「グリッド上(の実力差)をフラットにしなければならない。そうすればレギュレーションのポテンシャルの限界やチームが使用出来るリソースの限界を見つけることにもなる」

Jonathan Noble