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これがないと困る!? ソーシャルレンディングの「匿名組合契約」って何?

3/25(土) 16:15配信

投信1

お金を借りたい人と貸したい人をネットでつなぐ仕組み、ソーシャルレンディング。借り手は低金利での資金調達を実現でき、貸し手(投資家)は高利回りでの資産運用が期待できることから大きな注目を集め、ここ数年で市場規模が急拡大しているサービスです。

一方、興味を持ってサービス事業者のサイトを見たものの、どの案件も貸付先の具体的な企業名や相手先がわからないので不安だ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこれ、ソーシャルレンディングならではの仕組みがその理由にあるのです。

今回は、ソーシャルレンディングでよく使われる「匿名組合契約」について、その概要を確認していきたいと思います。

えっ、私が貸金業者? 貸金業法とソーシャルレンディングの関係

ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい人と貸したい人とをインターネットでつなぐ仕組みです。インターネットを使って企画やアイデアに対する資金を募る「クラウドファンディング」の一種とされ「貸付型(あるいは融資型)のクラウドファンディング」とも呼ばれます。

とはいえ、ソーシャルレンディングでは借り手と貸し手は直接やりとりしません。投資家からお金を集めるのも、借り手への貸し付けも、実際に行うのは専門のサービス事業者です。

ではなぜ、借り手と貸し手は直接やりとりをしないのでしょうか? 

これには法律上の理由があります。実は、継続的、反復的に直接お金を貸す(またはその意思を持っている)場合、個人であってもこの行為は「業」であるとみなされ、貸金業法上の貸金業登録が必要になるということなのです。

ソーシャルレンディングは一定期間あるいは繰り返し融資を行うものですから、貸金業登録をしていない場合は貸金業法違反になってしまうというわけです。

もちろん、個人で貸金業登録など、まず無理です。でも、それではソーシャルレンディング自体が不可能になってしまいますね。

そこで、投資家が貸金業法に抵触せずにソーシャルレンディングを行うため、多くのサービス事業者が取り入れているのが「匿名組合契約」です。

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最終更新:3/29(水) 14:50
投信1