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元気しとったか~。花園改修前最後の「昔なつかし高校OB大会」開催

3/25(土) 12:10配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 3月20日、大阪の東大阪市花園ラグビー場で、「第13回昔なつかし高校OB大会」が行われた。毎年花園で行われるこの大会も、ラグビー場の改修のため来年は鶴見緑地での開催を予定している。第1グラウンドのメインスタンドはすでに半分ほど工事中。珍しい状況での大会開催となった。

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 40歳以上の大阪の高校のOBが自分の出身高校のチームで出場する。今年の参加校は浪商、啓光学園、枚方・牧野・長尾(合同)、淀川工、島本、茨田、布施工、大阪工大、近大付、守口、興国、同志社香里、枚方西、阪南、花園、金光大阪の計18校だった。毎年持ちまわりで大会の幹事を務める。今回は布施工が大会を取り仕切った。
 開会式の挨拶では、「勝とうとして頑張ったり、必死になっていたら退場してもらいます。シンビン。救急車を呼ばずに大会を終えましょう」と大会ルール(?)が説明された。試合時間は10分に設定されているが、フルタイムに満たなくても、キリのいいところでグラウンド外から声がかかって終了するスタイルが恒例となっている。
 会場には茨田高校出身のヤマハ発動機・清宮克幸監督の姿もあった。今回この大会を初めて観戦した同監督は、出場者や観客にたくさんの笑顔で迎えられ、握手や撮影を求める多くの人に囲まれるシーンもあった。
 母校の仲間の試合だけでなく、他校の試合も見つめた元高校ラグビーマンは、激しく、巧みなプレーに拍手をおくり、こう話した。
 「いい大会。楽しかった」
 自身の原点を思いだし、顔をほころばせていた。

 大阪の高校を卒業した後、強豪大学に入り、プレーを続けた若手のOBが息の詰まらない雰囲気に「『なつかし』はやっぱりただただ楽しくて、いい!」と言うと、「俺はもうちょっと勝ちにこだわりたいねんけどなぁ」とつぶやくOBがいたり。ラグビーオヤジたちのそれぞれの思いがピッチで交錯した後は、メインスタンド裏、食堂での恒例のアフターマッチファンクションで各校の輪が重なっていた。この大会には勝ち負けや優勝、有名、無名もない。最後まで全員が同じ立場で思い出に浸った。

 大会の最後には『子どもたちをグラウンドへ!』というイベントもあった。改修前ということもあって第1グラウンドが開放され、子どもたちは20分ほど聖地を自由に駆けまわった。天然芝の上でハイハイする赤ちゃんの姿も。天候にも恵まれ、最後まで穏やかな時間が流れた。