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男子は相生学院が東海大菅生を下して4年ぶり3度目の日本一 [全国選抜高校テニス]

3/25(土) 19:19配信

THE TENNIS DAILY

「第39回全国選抜高校テニス大会」(3月20~26日/博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート)の競技5日目、25日(土)は男女団体の決勝と個人戦の本戦3、4回戦が行われた。団体戦の決勝は3セットマッチ、個人戦の本戦3、4回戦は8ゲームマッチで争われた。

男子は相生学院(兵庫)が東海大菅生(東京)を下して3度目のセンバツ制覇 [第39回全国選抜高校テニス]

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 男子決勝は4年ぶり3度目の優勝を目指す相生学院(兵庫)と悲願の初優勝を狙う東海大菅生(東京)が激突し、相生学院が3勝0敗のストレート勝利で日本一を決めた。

 インドアで行われた男子決勝はS1、D1、S2の3面同時進行。相生学院は一気の3連勝を狙っていた。一方の東海大菅生は、この相生学院の強力な3本のうち1本を奪い、D2、S3へとつなぐことが勝利のシナリオだった。

 先勝したのは相生学院だった。S1の菊地裕太が1年生レフティーの清水盾伎に6-1 6-1の完勝。前日の準決勝では白石光(秀明八千代)とのS1対決に敗れていた。「2回も負けるわけにはいかない」。悔しい想いを力に変え、エース対決をものにした。

 相生学院は菊地の勝利直後、D1名越大地/山中瑠樹亜の2年生ペアが6-3 6-1で試合を終わらせ、優勝に王手をかける。つなぐ名越、決める山中、ふたりのプレーがしっかりと噛み合い、チームに貴重な白星を運んだ。

 相生学院のS2阿多竜也は第1セットを6-2で奪ったものの、第2セットを3-6で落とした。王手をかけている相生学院だが、D2、S3はリードを許し、勝負の行方はまだわからなかった。

 それでも阿多は冷静だった。「攻め急いでしまった」第2セットの反省を生かし、最終セットは攻守のバランスを重視し、着々とポイントを重ねていく。ベンチコーチに入った菊地の存在も心強かったろう。

 最終セットは6-0で阿多が奪い、相生学院の日本一が決まった。メンバーたちの手で宙に舞った荒井貴美人監督が言う。「練習してきた成果が出ました。努力すれば報われると言ってきたことが証明できてうれしい」。昨夏のインターハイに続いての全国制覇。「ひとりも故障せず、9人でしっかり(大会に)臨めたことが大きかった」と笑顔で話した。

 東海大菅生の初優勝はならなかった。3勝0敗の結果だが、逆転優勝の可能性も十分にあった。「チャンスはくると思っていた。ただ、決勝での緊張感、戦い方を言葉で(選手たちに)伝えきれていなかった」と矢崎篤監督が悔やむ。「1回戦敗退も決勝敗退も同じ。準優勝のうれしさはない」という言葉が印象に残る。

 D1に出場した1年生主将の山口凌も「まだ優勝したことがなかったので、何としても優勝したかった」と肩を落とした。それでも「個々の力を高め、この悔しさを夏につなげたい」と前を向いた。

 大会最終日、26日(日)は博多の森テニス競技場で男女個人戦の準決勝、決勝が3セットマッチで行われる。試合開始時間は9時30分の予定。

(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)

最終更新:3/25(土) 19:19
THE TENNIS DAILY