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メイデイ、思い出の公園で無料ライブ開催へ 生息のホタルにも配慮/台湾

3/26(日) 19:12配信

中央社フォーカス台湾

(台北 26日 中央社)人気バンド、メイデイ(五月天)は29日夜、台北市中心部の大型公園「大安森林公園」で結成20周年を記念した無料ライブを開催する。収容人数5万人規模の会場を連日満員にする人気バンドのステージが無料で見られるとあって高い注目が集まる一方、同公園に生息するホタルへの影響を心配する声も上がっている。

▽ファン殺到必至 1週間以上前から席取りする人も

同公園はメイデイが20年前の1997年3月29日、結成後初のパフォーマンスを披露した思い出の地。メイデイは今月18日から21日までの4日間、南部・高雄で計20万人を動員するコンサートを開催しており、最終日終了後に同公園野外音楽ステージでの無料ライブ実施が発表された。

情報の発表直後から同公園には席を確保しようとするファンが押し押せ、高値で場所取りを引き受けるダフ屋まで出現。22日には所属レコード会社が、事前の場所取り行為を止めるようコメントを出す事態に発展した。当日は大勢のファンが同公園に詰めかけると予想されている。

▽生態破壊に懸念 関係各所が対策実施

同公園では台北市政府や民間保護団体により、ホタルの復活に向けた取り組みが実施されており、すでにホタルがその姿を見せ始めている。そのため、環境保護に関心を寄せる人は、生息地が破壊され、これまでの苦労が水の泡になるのではと懸念を示す。

これを受け、レコード会社と民間保護団体は23日、話し合いを実施。「LEDライトを生態保護区域に向けて照らさない」ことで合意した。また、ホタルの生息地約2000平方メートルに囲みを設け、来園者が中に入れないようにする。台北市政府工務局の担当者によれば、ホタルは光を嫌がるものの、騒音は問題にならないという。

当日は保護団体のメンバー約100人が現場でホタルの生息地を守るほか、台北市政府も職員200人を出動させ、秩序維持や動線の案内などを行う。また、レコード会社もライブ前後の環境保護のためスタッフ300人を現場に派遣するとしている。

(游凱翔/編集:名切千絵)