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ネット時代に“売れる”スターの条件 「街のスナック」が最強の理由

2017/3/26(日) 10:09配信

BuzzFeed Japan

最強エンタメは街角のスナック

前田:歌手になるためにオーディションを勝ち抜くには運も実力も必要だけど、歌が好きだ! って気持ちをぶつけてカラオケ配信したら100人はファンがつくかもしれない。

松田:そう、100人でいいのよ。小さく始めればいい。

前田:そんな風に狭いコミュニティで成立するのを、最近「スナック化」と言ってるんですけど。

松田:ああ、よく言ってるよね、それ。

――スナック……? あの、商店街のはずれにあるスナックですか。

前田:そう、地方のどんなさびれた街でも絶対スナックはあるじゃないですか。特別、料理がおいしいとか雰囲気がいいとかじゃなくて、基本はどこに行っても同じ乾き物。柿ピーとか。

スナックって、ママを囲んで常連同士で話す空間自体に意味があって、かっこよく言うと家庭でも職場でもない「第3の場所」なんですよ。

松田:前田さんに連れられて行ったことあるけど、愚痴っぽくなくてみんな幸せそうなんだよね。ファミリーだから。どんどん儲けようとか、全国にチェーン展開! とか多分誰も思ってない。

前田:うん、小さくて顔が見える規模感なんです。地方に行くとタクシーの運転手さんに「お気に入りのスナックに連れていってください」と言うんですけど、みんな絶対一つは持ってるんですよね。それぞれの「行きつけのスナック」があるのって素敵じゃないですか。

松田:いいよねぇ、エンタメもそうなっていくだろうね。求めるものやクオリティの定義はいろいろあっていい。スナックに高級でおいしい料理なんて最初から求めてないわけで。テレビや映画もありつつ、違う評価軸の新しい何かが生まれたらいいよね。

前田:カウンターしかない小さな店のママだって、誰かのアイドルでスターなんです。共感や人のつながりをビジネスにできているスナック、本当に強いんですよ。このエッセンスを抽象化したものが、インターネットでもっと広がる気がしています。

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最終更新:2017/3/26(日) 10:09
BuzzFeed Japan

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