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【F1】フェラーリ「我々が本当にメルセデスより速いかわからない」/オーストラリアGP

3/26(日) 18:02配信

motorsport.com 日本版

 オーストラリアGPで久々の勝利を挙げたフェラーリ。しかし今日のレースからは、フェラーリが本当にメルセデスより速いかどうかを判断することはできないと、フェラーリのエンジニアであるジョック・クレアは語った。

【写真】2年ぶりの優勝を挙げ、表彰台でトロフィーを掲げるベッテル

 開幕戦を終え、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、「誰かが勝てば誰かが負ける。今日はフェラーリの方が速かった」と話した。

 しかしフェラーリのエンジニア部門のチーフであるクレアは、今日のセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトン(メルセデス)の争いだけでは、本当にフェラーリの方が速いかどうかという判断はできず、ウルフの主張に確信を持てていないという。

「他のサーキットでも接近したバトルができれば、その時には誰が速いのか分かるだろう」とクレアはSky Sports F1に話した。

「正直に言えば、今日は誰が速かったのかわからない。どちらのドライバーもプレッシャーを感じていたようには見えなかった」

「レース序盤、ルイスはペースをコントロールしていた。その時はそれで正しかった。でもセブ(ベッテルの愛称)が前に出てからは、今度はセブがペースをコントロールするようになった」

「我々がどれくらい速いのか、本当にまだ正しい答えはわからない。わかったのは、我々が今日勝ったということだけだ」

当初は「アンダーカットする予定だった」

 レースの勝敗を決定付けたピットストップに焦点を当てると、ハミルトンが18周目にピットストップを行ったが、フェラーリはそれより前にピットインするいわゆる”アンダーカット”をすることを考えていたと、クレアは明かした。

 しかし、先にピットストップを終えたハミルトンがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をなかなか抜くことができなかったという状況もあり、フェラーリは”オーバーカット”することに考えを切り替えたという。

 クレアは「ペースもかなり良かったので、アンダーカットは可能だと考えていた」と話した。

「アンダーカットのために、ハミルトンに追いつこうとしていた。でも彼の方が早くピットストップを行ったんだ」

「その時は、『出来る限りプッシュしよう。そうすれば、おそらく最後まで彼に仕掛けることができる』と考えていた。でも、彼(ハミルトン)はトラフィックに捕まった」

「彼がフェルスタッペンを抜きあぐねていた時、我々にチャンスが来た。こういう事態にも備えて、何が起こるのかを考慮して戦略を立てた」

「ルイスがピットストップを行ってからは、オーバーカットのこともあってセブはプッシュし続けていた。ハミルトンがフェルスタッペンの後ろで捕まってしまったことが、我々に有利に働いたということだ」

Charles Bradley