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立川談笑「感じるまま笑って」 5月4日、弟子の県出身・笑二と落語会 沖縄タイムス創刊70年プレ企画

3/26(日) 7:00配信

沖縄タイムス

 人気落語家・立川談笑と弟子で県出身の立川笑二による「落語 親子会」(沖縄タイムス社主催)が5月4日午後1時と5時に那覇市のタイムスホールである。立川流四天王の一人でアレンジの効いた古典を得意とする談笑は「憂さ晴らしにどうぞ。落語ファンも初心者も楽しませます」と呼び掛けた。沖縄タイムス創刊70周年プレ企画の一環。

 テレビリポーターとしても活躍する談笑は公私合わせて10回以上も沖縄に足を運んでいる。「大好きな場所。私のパワースポット」と目を輝かせ、昨年に引き続き2回目の「親子会」を楽しみにする。

 談笑の演目は昼に創作「猿のゆめ」、夜に古典「芝浜」。笑二は昼に「青菜」、夜に「不動坊」を予定。昼夜それぞれもう1席ずつ打ち、2人とも各4席で異なる演目を披露する。談笑は「昼夜見ていただいてもいいけど、そんなに頑張って楽しまなくても大丈夫」と笑う。

 談笑の「猿のゆめ」はサラリーマンが胃カメラの検診に行くと医者から「いろいろ調べた結果、あなたは猿だった」と診断される意表を突いた出だしから展開される。人情噺(にんじょうばなし)「芝浜」は立川流創始者、故立川談志の得意演目だ。

 談笑の2番弟子に当たる笑二は2014年に二つ目昇進。その記念独演会は300人の会場を満員にして話題を集めた。談笑は「稽古量がすごい。才能と努力」と評する。

 今、落語ブームのまっただ中だという。客の目は肥え、談笑は「ファンの感覚は落語を見に行こう、じゃない。誰それのあの演目を見に行こうという姿勢」と最近の風潮を語る。だからこそ落語の進化が重要だと考える。談笑は、古典演目は時代に合わせて変化させて愛されてきたことを指摘する。

 「戦後は名人の古典作品をそのまま継承することを良しとする傾向があった。でも、それぞれが時代とお客さんに合わせてアレンジすることで古典の魅力が深まる」と説く。その持論を元に古典に現代風の毒を効かせて磨き、弟子とともに業界の最前線を走る談笑。

 「お客さんには感じるままに笑ってほしい。笑二と2人で『親子会』なんて照れくさいけど」と語り、「次男坊」との高座へ意気込みをにじませた。

 入場料は前売り3500円、当日4千円。全席自由で未就学児は入場不可。問い合わせは沖縄タイムス社文化事業局、電話098(860)3588。

 【たてかわ・だんしょう】 1965年、東京都生まれ。93年に立川談志に入門。96年に二つ目昇進。2003年「六代目立川談笑」に改名。05年真打ち昇進。15年彩の国落語大賞受賞。

最終更新:3/26(日) 7:00
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