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EC市場は2020年に約190兆円、EC化率は25%まで拡大する【中国EC市場の予測】

3/27(月) 9:01配信

ネットショップ担当者フォーラム

中国ECのバブルが崩壊するのではないかと多くの人が懸念しています。しかし、ゴールドマン・サックス(以下ゴールドマン社)の最新レポートを見ると、それは杞憂に終わります。レポートによれば、この先の数年間で中国EC市場は2倍超に拡大する勢いで成長を維持すると見込んでいます。

 

2020年のEC市場規模は16年比で約2倍に拡大

既に世界1位になった中国EC小売市場は、2016年の市場規模は7500億米ドルで、2020年には1兆7000億米ドル(編集部追記:日本円で約188兆円、1ドル111円で換算)まで増加するとゴールドマン社は予測しています。

ECを利用する中国人消費者は2016年では4億6000万人でしたが、今後数年間でさらに2億人ほど増える見通しです。ゴールドマン社のアナリストらは2020年までのEC市場規模の予測値を15%引き上げています。

2016年にEC市場の成長率が20%台半ばまで減速した懸念はあるものの、ゴールドマン社は2016年から2020年にかけての年間平均成長率は23%を維持し、オフライン小売の3倍にあたる成長率で伸び続けていくと予測しています。

中国最大のEC企業アリババグループの直近四半期(2016年10~12月)のeコマース収益は、前年同期比45%増の67億米ドルでした。

ゴールドマン社のアナリストらは、中国小売市場全体でのEC化率も上方修正しました。2016年の16%から、2020年には25%まで進むと予測。前回の予測では2020年までに22%でした。

ゴールドマン社は、中国EC小売市場における傾向を次のように予測しています。

・ECで入手できる商品の多様化
・中小都市の消費者によるEC消費額の増加
・新しい「オムニチャネル」台頭(大手中国ECプラットフォームがオンラインとオフライン資源を統合し、実店舗と業務提携する) など

 

日用消費財市場のEC市場が大きく伸びると予想

ゴールドマン社のアナリストらは、「最大のチャンスは日用消費財(FMCG)カテゴリーにある。それは、食料品やパーソナルケア、ヘルスケア、加工食品、その他日用品などスーパーで一般的に目にするものだ」と述べています。

2020年のオンラインとオフラインの中国における日用品の小売市場規模は2兆米ドルまで達する見通しで、EC化率は2016年の5%から2020年には13%に増えると予測しています。

現在、日用消費財は利益率の低さと配達の遅れが目立ち、オンライン販売での伸びを防げている要因になっていると指摘します。

しかし、中国大手ECのアリババグループとジンドン(京東、JD.com)は過去2年間、サプライチェーンを改革し、全国的なフルフィルメントセンター(FC)ネットワークを構築。人口密度の高い都市に商品を保管することで、配達時間を大幅に短縮しました。

アリババグループは2016年から、主な運送業者/宅配業者が提携して設立したCainiao Network(菜鳥網絡)を通じて、当日もしくは翌日配送サービスを50都市から200都市へと拡大しました。Cainiaoはアリババの天猫スーパー(Tmall Supermarket)の業務をサポートするため、2016年に19都市にフルフィルメントセンターを構築したとゴールドマン社は説明します。

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オフラインの日用消費財市場には伝統的で低効率なパパママ店が大量に存在しているため、これから数年間、日用消費財を販売する店舗のオンライン化が期待できる。
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生鮮食品は、日用消費財のオンライン販売規模の20%を占めています。しかし、コールドチェーン(冷蔵・冷凍)を必要とする配送ネットワークの構築にはコストがかかるため、大きなチャレンジになります。EC企業は実店舗のスーパーと提携、もしくは投資をし、生鮮食品を倉庫から消費者、実店舗から消費者へといった販売を行うオムニチャネルソリューションを試みています。

 

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