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米新品種は「富富富」 富山県が発表会

3/27(月) 7:00配信

日本農業新聞

 富山県は26日、2018年産で本格デビューする新たな米品種の名称を「富富富(ふふふ)」に決めた。東京都内で開いた同日の発表会で石井隆一知事は「食べた後、『ふふふ』と笑顔になるような素晴らしい味わい。全国、海外の人にも食べてほしい」とアピール。18年度に1000ヘクタールで作付ける予定で、将来的には「コシヒカリ」からの切り替えを進めたい考えだ。

 富山の豊かな水や肥沃(ひよく)な大地で、富山の生産者が育てた富山づくしの米であることが名称の由来。食べた後の気持ちも表した。9411件の応募から選んだ。

 高温登熟障害が頻発する「コシヒカリ」の弱点を克服し、おいしさを最大限に発揮できる独自品種を目指して県農業研究所が育成した。出穂期は「コシヒカリ」より3~5日遅く、かん長は20センチほど短い。収量は「コシヒカリ」並み。高い食味に加え、つやがあり透明、うま味と粘りが特徴だ。

 本格栽培に向け、17年度は県内23カ所に実証圃(ほ)を設けて7ヘクタールで栽培。栽培マニュアルも作る。一般栽培の開始に当たっては生産者を登録制にして栽培技術の順守を徹底させる。

 JА富山中央会の伊藤孝邦会長は「県内の米は現在、9割がコシヒカリ。18年産からの米政策の見直しを見据え、他産地との差別化につなげたい」と期待を込める。発表会には女優の室井滋さんや女子レスリングの登坂絵莉さんも応援に駆け付けた。

日本農業新聞

最終更新:3/27(月) 7:00
日本農業新聞