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【MotoGPカタール】決勝:ビニャーレス圧巻。大逆転でヤマハ初優勝。ロッシ3位でヤマハ1-3

3/27(月) 4:40配信

motorsport.com 日本版

 2017年シーズンのMotoGP開幕戦、カタールGPがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが圧巻の走りで優勝を果たした。

【リザルト】2017年F1開幕戦カタールGP:決勝結果

 スタート進行中に降り出した雨で、レーススタート時刻が2度にわたって遅らされた。結局、40分遅れでレースがスタート。2周のウォームアップラップが義務付けられ、周回数が2ラップ減算の20周レースに変更された。

 ホールショットを決めたのは、2番グリッドからスタートしたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。ポールポジションのビニャーレスは5番手までポジションを落とした。

 1周目が終わる頃にトップに立っていたのは、なんとMoto2からの昇格組であるヨハン・ザルコ(テック3ヤマハ)。2番手にはレプソル・ホンダのマルク・マルケスがつけた。

 ドゥカティのホルヘ・ロレンソは12番グリッドから16番手までポジションを落とした一方、ヤマハのバレンティーノ・ロッシは10番グリッドから7番手まで浮上した。

 ザルコとマルケスに続いて、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾとイアンノーネがトップ集団を形成。少し離れて、ビニャーレスとロッシが続いた。

 快調にトップを走行していたザルコだったが、残り14周で転倒を喫し、MotoGPデビュー戦優勝を逃す結果となった。

 ペースが上がらずトップ3から離されていたビニャーレスだが、その差を徐々に詰めていった。マルケスとイアンノーネが2番手争いをする間に、ザルコの転倒でトップに立ったドヴィツィオーゾがギャップを築き、ビニャーレスがこのふたりに追いついた。

 レースが後半に差し掛かった11周目、イアンノーネは熱くなりすぎたかターン6で転倒。好位置を手放すことになってしまった。ビニャーレスは、その次の周の1コーナーでマルケスをオーバーテイクし、2番手まで浮上した。マルケスはペースが上がらないか、ロッシにも攻略を許し、4番手までポジションを落とした。

 1周につき0.4秒以上、先頭を走るドヴィツィオーゾとのギャップを削り取ったビニャーレスは、残り7周でドヴィツィオーゾのインをつきオーバーテイクしたが、翌周のストレートでドヴィツィオーゾが抜き返した。

 インフィールド区間でビニャーレスがドヴィツィオーゾを抜き、ストレートでドヴィツィオーゾが抜き返すという展開が何度となく繰り返された。この隙に、ロッシがドヴィツィオーゾの後ろにぴったりとついたが、バランスを崩す場面も見られ、優勝争いはビニャーレスとドヴィツィオーゾに絞られた。

 残り1周で、1コーナーを抑えたのはビニャーレス。ファイナルラップに突入したビニャーレスは、インフィールド区間でギャップを築き、トップでフィニッシュラインを通過。ヤマハ移籍初戦で勝利を記録し、自身2勝目を挙げた。

 2位はドヴィツィオーゾ。ドゥカティ得意のカタールでレースをリードしたが、ビニャーレスに惜しくも敗れた。3位は、10番グリッドから追い上げたロッシ。ビニャーレス共々、ヤマハは下馬評通りの強さを発揮した。

 レプソル・ホンダはマルケス4位、ダニ・ペドロサが5位。6位にはアプリリアのアレイシ・エスパルガロが入り、一時ペドロサの前を走るなど気合の走りを見せた。ロレンソは1周目のミスが響き、11位フィニッシュに終わった。

松本和己